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糖尿病内分泌内科学-総合医学研究所 プロジェクト研究センター先制分子食料科学研究部 施森研究員「DPP-4とインテグリンbeta1の相互作用は内皮間葉系分化(内皮細胞から線維芽細胞様への分化)に影響を与える」をKidney Internationalに発表
内皮細胞は常に血中の様々な物質に暴露を受けていますが、線維化を惹起するような刺激が加わると間葉系細胞(線維芽細胞様)への分化 (endothelial to mesenchymal transition: EndMT)をすることが知られています。我々は糖尿病線維化腎の内皮細胞でDPP-4とインテグリンbeta1が強発現することに注目し、この2分子の相互作用が1)両蛋白の活性化に重要であること、2)EndMT惹起に重要である事、また、3)内皮細胞の恒常性破綻を惹起する事、を見出しました。インテグリンbeta1活性化やDPP-4活性上昇は様々な線維性増殖疾患において観察され、糖尿病腎は勿論、その他の疾病においても重要な知見であると考えられました。→Kidney Internationalウェブサイト