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【論文発表】臨床病理学 山田壮亮教授の論文(総説)「動脈硬化からNASH、メタボリックシンドロームへ ~遺伝子改変動物モデルを用いた病理組織学的検討~」が別冊BIO Clinica誌に掲載されました

 動脈硬化とその合併症は世界の総死因約3割を占めており、その克服は医学領域のみならず社会経済的にも特に重要な課題であります。わたくしは、動脈硬化が病理組織学的に炎症を基盤とし発生・進展していることに着目し、そのメカニズム解明のため、マウス、ウサギ等の遺伝子改変モデル動物を用いた形態学、生化学、分子生物学の手法による解析とを統合した「形態から分子」に至る、幅広い視野での研究を行って参りました。さらに、動脈硬化、NASH等を表現型とする「メタボリックシンドローム」というentityより俯瞰することによって、腸管機能や脂質を含む代謝プロセスの解明の中から、慢性炎症性疾患を多角的・包括的に捉え直すことを目指しております。

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