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糖尿病内分泌内科学 留学生 Jinpeng Li君「ケト原生アミノ酸食が高脂肪食摂取下における骨格筋ミトコンドリア障害を改善する機構」をBBA General Subjectに発表
我々は以前高脂肪食摂取下における脂肪肝がケト原生アミノ酸食で改善し、その分子機構としてオートファジー機構の改善を伴うことを報告しました。近年、そのような代謝異常下における筋肉量の減少・サルコペニアが社会的問題となっており、同様の実験系で骨格筋(遅筋・速筋)のミトコンドリア恒常性維持機構を検討しました。高脂肪食では骨格筋ミトコンドリア異常は顕著であり、ケト原生アミノ酸食ではそれらが改善することが明らかとなり、その分子機構としてAKT/4EBP1とオートファジー機構の正常化を伴っておりました。また、ケト原生アミノ酸食摂取マウスの血清には、ミトコンドリア機能を改善する可能性を有する可溶性物質が存在することも示唆されました。これらの結果は、ケト原生アミノ酸食が現代の社会的問題であるサルコペニアに対して効果的な食事介入となる可能性を示しております。(金崎)詳細はこちら