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糖尿病・内分泌内科学 北田宗弘准教授の総説論文「The impact of dietary protein intake on longevity and metabolic health」がeBioMedicine誌に掲載されました。

食事の摂取は、我々生命体にとって、生命活動の維持には必要不可欠であり、栄養バランスの取れた食事は、寿命の延長および、メタボリックヘルスを維持することを介した健康寿命の延伸に繋がる可能性があります。これまでに栄養不良のないカロリー制限(CR)(主要栄養素の全体的な制限)が寿命延長効果を示すことが多くの基礎研究により示されてきましたが、一方で、近年、CRよりむしろ蛋白質制限の方が、寿命の延長とメタボリックヘルスの維持には重要である可能性があることが報告されております。また、赤肉を減らし、植物性>動物性摂取質を主体とする、つまり、蛋白質の“量”より、“蛋白源(質)”の方が健康長寿には重要であるかもしれないことも指摘されております。本総説では、寿命の延長およびメタボリックヘルス維持における摂取たんぱく質の重要性を、基礎研究およびヒトの疫学データを含むこれまでの報告に基づき論述致しました。

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