GRADUATESCHOOLOFMEDICALSCIENCE 231.専門科目 「生体機能形態医学分野」、「生体制御医学分野」、「健康生態医学分野」の3分野に分けられ、学生は専攻する専門科目を主科目として、講義、演習、実験実習を履修し、さらに異なる分野から2科目を副科目として選択し、講義を履修する。 主科目により医学研究科大学院生として高度の専門性や社会性を獲得するとともに、博士論文の立案、作成の基盤となる知識、技術、方策を習得し、副科目により応用の幅を拡げ論文作成の推進を補完する。2.共通科目 医学研究を遂行する上で、各専門分野の枠を超え、共通して必要と考えられる基礎的知識や技術、最先端医学・医療の知識、論文作成の基礎知識、さらには研究者としての高い倫理観を習得する。3.特別研究 指導教員のもと特定の研究テーマを設定し、専門科目、共通科目で習得した知識・技術を応用し、博士論文を作成する。4.専門医養成系 「がん」および「認知症」において、チーム医療のリーダーとして活躍できる高度の知識と技術を有する専門医を養成する。【修了要件】 4年以上在籍し、所定の授業科目30単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、学位論文の審査及び最終試験に合格すること。ただし、優れた研究業績をあげた場合は、在学期間を3年以上とすることができる。【成績評価基準】 単位修得の認定は、科目担当教員が、試験(口頭または筆頭)、レポート等により行う。 授業科目の履修成績は、下記の基準により厳格に評価する。 優 (100〜80 点):修得した高度の専門的学識及び能力を応用できる。 良 ( 79〜70 点):高度の専門的学識及び能力を修得している。 可 ( 69〜60 点):最低限必要な高度の専門的学識及び能力を修得している。 不可( 59〜 0 点):最低限必要な高度の専門的学識及び能力を修得していない。1.医学・生命科学全般にわたる幅広い学識と生涯にわたり自立して研究活動を継続する能力を有している。2.高い倫理観と高度の専門知識を有し、最先端の医学研究を企画・立案して遂行する能力を有している。3.独創的な学術論文を論理的、かつ明確に記述して公表し、国内外の学会において発表し討議する能力を有している。4. 科学的技能を活かして、地域医療から国際保健・医療まで医療全般の進歩に貢献し、次世代の研究者育成にも貢献する能力を有している。Educational Objectives教育目標 生体の構造と機能、機能制御・情報処理機構、生体防御の仕組みについての基本的かつ本質的な事項、人と自然・社会環境のかかわりを、各要素間の相互関連も含め総合的かつ統合的に理解する。これを基盤に人の疾病発生の原因究明、発症予防、治療に関する基礎研究、臨床研究、社会医学研究とそれらの実践を展開するために必要な知識・技術を習得する。生命倫理、医学倫理、保健・医療・福祉制度など、社会における保健・医療・福祉の実践の基礎となる事項を習得し、地域医療に貢献できる能力を養うことを目指す。■ 学位授与方針(Diploma Policy) 大学院医学研究科では、「生命への畏敬」を原点とし、建学の精神に則り、1.独創的医学研究 2.高度専門医療 3.社会貢献の3つを基本理念・目的として、修了時に以下の項目を有していることを、博士(医学)の学位授与の条件とする。■ 教育課程の編成・実施方針(Curriculum Policy) 大学院医学研究科では、学位授与方針達成のため、生命医科学1専攻のもと、基礎・社会医学系と臨床医学系が有機的な融合、連携を図り、以下の科目群を構成する。
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