KANAZAWAMEDICAL UNIVERSITYHOSPITAL 65再生医療センター・細胞調製室人工股関節置換術腎移植(腎血管吻合) 本学に勤務する女性医師ならびに女性教員等の子を対象とした「金沢医科大学病院すこやか保育園」が、2018年7月、大学キャンパス内の看護学部1号棟横に開園した。子育て中の女性医師、女性教員等が安心して仕事に専念できるよう支援することを目的としている。 運営は社会福祉法人泉の台保育園に委託し、通常保育を行っている。将来的には、本学で勤務する職員の働き方に応じた多様で柔軟な保育サービス(延長保育、休日保育、夜間保育、一時預かり)の実施を予定している。 近年、日本の全医師数に占める女性医師の割合が増加傾向にあり、本学病院においても全医師数の2割を超えている。すこやか保育園の設置により、女性医師や女性教員の出産・育児を理由とした離職の回避や育児休業からの短期間での職場復帰が期待される。また、新規採用の人材確保にもつながることが期待され、本学の教育・研究・診療のさらなる充実、拡大を目指している。金沢医科大学病院 院内保育園「すこやか保育園」─ 女性医師・女性教員等が安心して働ける環境を目指して ─Kanazawa Medical University Hospital■ 臓器移植・人工臓器 本学病院の腎移植チームは、1975年に全国に先駆けて「腎臓移植」を開始し、2020年5月現在320例(生体腎255例、死体腎65例)の手術を行い優れた成績をおさめている。1984年に厚生省(当時)から地方腎移植センターとして委嘱を受け、北陸全域をカバーする北陸腎移植HLA検査センターを病院内に開設した。当センターでは、(社)日本臓器移植ネットワーク中日本支部(名古屋)とコンピュータ回線で結び、提供される腎臓に適合する受腎希望登録者を即時に検索して迅速に手配できる体制が整えられている。臓器移植は、今後一層重要な医学的課題となるが、それら関連問題に対応するための準備が進められている。 人工臓器については、基礎的研究・臨床応用が行われ、特に「人工股関節」は日本でも有数の症例数を誇っている。また「人工歯(デンタルインプラント)」等も高い実績をあげている。
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