bulletin2021_1
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金沢81小タクシーで約50分 大学、病院の機能を健全に維持していくためには、ソフト、ハードの両面において先見性のある計画と実行が重要であり、多くの意見を集約してグランドデザインを作り上げていくことが望まれる。 本学の主要な建物は、1972年の開学、そして1974年の開院に合わせて竣工した。しかしその後、国が定める耐震基準や病院施設基準の改正、医学教育における診療参加型臨床実習の導入などから、機能面および建物のリニューアルが必要となり、1989年に「病院増改築計画」の検討が始まった。そして2003年に「病院新館(現・病院1号棟)」が竣工し、創立30周年を記念して供用を開始した。その後2006年に「病院第二新館(現・病院2号棟)」を竣工し、2009年には、「病院別館(現・病院3号棟)」を全面改修した。 2010年には、「金沢医科大学グランドデザイン第1次5カ年計画」の基本構想が発表され、2012年に迎えた創立40周年記念事業の一つとして、病院増改築計画の最終工事である「病院中央棟」、「医学教育棟」の建設が計画された。同時に、学習環境整備の一環としてニーズが高くなった建物の建設が優先されることとなり、2011年には「新アナトミーセンター」が、2012年には「レジデントハウス(研修医宿舎)」が竣工した。その後2014年に、高機能な学習環境の整備拡充を目的に第5・6学年生の病院での診療参加型臨床実習の拠点となる「SD医局」、「クリニカル・シミュレーション・センター」、さらに大・中講義室、臨床研修センターを中心に計画された「医学教育棟」が竣工した。そして2015年12月には、高度な先端医療技術を開発する大学病院として、再生医療の基礎・臨床研究を開始すべく、「再生医療センター」が竣工した。 また、本学キャンパス内の建設工事などに伴い駐車場が手狭となっていたが、グラウンドの一部を転用することにより整備した。その後、グラウンドの代替地として、石川県かほく市高松地内に高松球技場を2017年3月に竣工した。高松球技場はサッカー場と野球場を併設した多目的グラウンドで、人工芝を採用しており、現在は主に課外活動に利用されている。 そして、「病院増改築計画」の最終工事と位置づけられ、2016年3月より旧病院本館解体跡地にて建設工事が進められてきた「病院中央棟」が2017年5月に竣工した。この「病院中央棟」の供用開始をもって、1989年から続いた「病院増改築計画」が完了し、「金沢医科大学グランドデザイン第1次5カ年計画」も無事終了した。 その後、2018年3月にクラブハウスが竣工し、同年4月には、病院中央棟完成まで病院機能として利用してきた医学教育棟の一部を教育部門に改修する工事が完了した。 その他、2018年12月に体育館の耐震改修工事が完了、2020年6月に職員宿舎3号棟の内外装改修工事が完了した。大学キャンパスのグランドデザイン

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