金沢医科大学 医学部案内2023
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解剖学は医師になるために必須・不可欠な科目であり、医学の学習の出発点でもあります。人体の構造Ⅱでは、自らご遺体を解剖して観察と考察を行うことにより、器官、器官系の形態を立体的かつ有機的に理解することを目的としています。また、実習を通して生命の尊厳、献体者の崇高な人間愛の精神を理解し、社会に対する感謝の気持ちと責任を自覚します。解剖学実習は高水準の安全性を確保したアナトミーセンターで行います。センターには人体解剖における貴重な資料や標本が並ぶ展示室も併設しています。本学イントラネット上に展開する学習要項、授業計画等の総合コンテンツサイトです。全学生、教職員が閲覧可能であり、講義で使用する資料がアップロードされます。必要に応じて、資料をダウンロード、印刷し、授業の準備を行います。携帯ネットとは本学で採用している電子シラバスと基本システム、データベースを共有するシステムです。全学生、教職員があらかじめ任意のメールアドレスを登録することで、個人情報(メールアドレスなど)は秘匿されつつ、システム上でメールの送受信、アンケートの送信・回答、電子シラバスの内容(簡易表示版)閲覧が可能です。すべての学生が所属する学友会(P.26)の連絡網としても使用されています。「チュルプ教授の解剖学講義(レンブラント画・模写)」が掲げられたアナトミーセンターホール電子シラバス画面アナトミーセンター17Student’s Voice実習初日にメスを握った時の第3学年 有川 翠(愛知県出身)背筋が伸びる感覚を心に刻む医学生として、一つひとつの試験に全力で向き合った日々でした。講義では、同じ内容を繰り返し学ぶことで確実に自分のなかに吸収でき、改めて複数回学ぶことの大切さを感じました。新型コロナウイルス感染症の対策を徹底したことで対面授業が再開し、友人と議論したり、話し合うことでより一層学びを深めることができたと思います。そのことは、私にコミュニケーションの重要性を教えてくれました。アナトミーセンターでの解剖実習では、講義で学んだ人体の構造を目の当たりにし、ご遺体から多くのことを学ばせていただいたことに深い感謝の念が生まれました。生命への畏敬電子シラバス(e-syllabus)携帯ネット.com(携帯ネット)

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