金沢医科大学 医学部案内2023
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研修基幹施設としての特性を生かし、初期研修から研究の道へとスムーズに移行卒業後の道大学院医学研究科長米倉 秀人32医学研究を通じて高度な医療を実践し医学の進歩に貢献できる人材を金沢医科大学大学院医学研究科では、基礎医学と臨床医学を融合させた3 つの専門分野(生体機能形態医学分野、生体制御医学分野、健康生態医学分野)を設置しています。そして、現代の高齢化や医療の高度化・多様化に対応できる医療人を養成するため、再生医療センター開設にあわせて専門科目「再生医療学」を開講するとともに、「がん専門医療人材養成プラン(北信がんプロ)」、「北陸認知症プロフェッショナル医養成プラン(認プロ)」、「先駆的臨床法医学者養成系」の教育課程コースを設置しています。また、医学部在学中に大学院の共通科目を修得し、医学部卒業後、初期臨床研修開始と同時に大学院に入学して研究を開始できる「研究医コース」が開設されています。本学大学院の修了生には、各分野の第一線で活躍されるとともに、次世代の医療人の育成においても指導的な役割を果たしていただきたいと願っております。医学部で大学院単位取得も可能本学は、大学院医学研究科(博士課程)に生命医科学専攻を設置しています。専攻は3分野に大別され、その中に47の専門科目を体系的に配置しており、分野・科目が相互に連携し研究を行うことができるように複数指導体制を導入しています。収容定員は140名、標準修業年限は4年間で、所定の授業科目を30単位以上修得し、かつ必要な研究指導を受け、学位論文の最終審査に合格することにより、博士(医学)の学位が授与されます。本研究科は、社会人の就学に配慮した昼夜開講制を導入し、また初期臨床研修2年次からの入学も可能としています。2020年度からは、医学部第4・5・6学年から大学院の共通科目を履修可能とした「早期履修コース」、2021年度からは、臨床研究に従事する研究医を養成することを目的とした「研究医コース」を導入しています。両コースともに、修得した単位は大学院の修了単位として認定されます。大学院医学研究科

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