大学院医学研究科

大学院医学研究科専門科目:病態診断医学

研究指導教員:野島 孝之教授
担当教員:野島 孝之教授、 湊 宏教授

 

専門科目の授業内容(火曜,1時限,4単位,講義)

生命組織体の構造、機能および生体情報を分子、細胞、組織、器官、その総合体で ある生体全体の各レベルにおいて、臨床生理学、臨床化学・免疫血清学、臨床微生物学 および病理学的に解明し、治療や予防に有益となる診断学を確立する。臨床検査学を 能率的に活用し、新しい検査法の開発とそれを駆使した病因。病態を解明する研究を 行うための基礎原理を講義する。特に骨軟部腫瘍、非上皮性腫瘍の悪性度に関する 分子生物学的研究、発生機構を講義する。

専門科目の授業内容(火曜,5~6時限,4単位,演習)

講義内容の理解を深めるため基礎的および臨床的演習を行う。臨床検査各種診断学の 基本的な研究方法を習得させ、個々の研究課題に即した技術を獲得させる。 得られらた結果に対し、考察、評価を加え、高度の学術論文の理解、学会発表方法 などを修得する。各種検討会、研究セミナーでの討論を通して研究の質と思考判断力、 問題解決能力を高めるよう指導する。

専門科目の授業内容(水曜,5~6時限,4単位,実験実習)

個々の研究課題に即した実験演習を行う。
・剖検診断、病理組織診断、細胞診断の基本と病因論を理解する。
・癌細胞の発生、増殖に関わる遺伝子の基本的な考え方を把握する。
・腫瘍組織を用いてノザン、サザン、ウエスタン、PCR、ISHなどの分子生物学的手法による病態解析を行う。
・骨軟部腫瘍などの癌関連遺伝子を解析し、組織診断と悪性評価への利用を研究する。
・精度管理の実践と標準物質の開発、精製を試みる。

専門科目の授業内容(火曜,6時限,6単位,特別研究 2-4年次)

骨軟部悪性腫瘍の診断と発生機構の解明に関する研究

専門医カリキュラム

専門医を目指す場合は、卒後研修カリキュラムに沿って指導します。
病理専門医卒後研修カリキュラム
検査専門医卒後研修カリキュラム