◇教室の歴史 ●金沢医科大学一般・消化器外科学教室(第2外科学教室)は小坂進教授(初代講座主任)以下、坂東平一助教授[1977年(昭和52年)教授昇任]、古川信[1976年(昭和51年)助教授昇任]、土原一弘、木藤光彦、倉知圓各講師の計6名が金沢大学第2外科より赴任し、1973年(昭和48年)7月に開設した。1974年(昭和49年)4月に講義が開始し、同年9月に、金沢医科大学病院の開院と同時に診療を開始した。そして1975年(昭和50年)4月から、臨床実習を開始した。1977年(昭和52年)春に最初の入局者を迎え、1978年(昭和53年)春に本学第一回の卒業生4名が入局した。 ●1984年(昭和59年)7月に小坂進教授の後任として木南義男教授(金沢大学医療短期大学部教授)が赴任した。同年8月に島茂樹助教授(第3代講座主任)が金沢大学第2外科より着任した。1990年(平成2年)4月、島助教授が金沢医科大学総合医学研究所がん研究部門教授に昇任し、その後、1991年(平成3年)2月に、小島靖彦助教授が福井医科大学第一外科より赴任した。 ●1992年(平成4年)2月に、本南教授が金沢医科大学総合医学研究所副所長に就任し、同年4月より島茂樹教授が第3代講座主任に就任した。1995年(平成7年4月)に小坂健夫助教授が昇任し、2000年(平成12年)4月に斎藤人志助教授が昇任し、2000年(平成12年)5月喜多一郎助教授が金沢医科大学総合医学研究所教授に昇任した。さらに2001年(平成13年)4月に上野桂一助教授が昇任し、各臓器部門別に充実したスタッフの配置がなされた。 ●2008年(平成20年)4月、金沢医科大学氷見市民病院の設立とともに、島教授、斎藤教授が当科の若き精鋭とともに転任し、同年7月に小坂健夫教授が部門教授(第4代講座主任)に就任した。2009年(平成21年)4月に野口昌邦特任教授が乳腺内分泌外科科長に就任した。2011年(平成23年)4月に上田順彦臨床准教授が臨床教授に昇任した。現在は、教授3名、准教授3名、講師2名、助教4名、医員1名から構成されている。現在まで当教室に在籍した者は延べ123名に及んでいる。また、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会、および日本乳癌学会の研修施設に指定されている。 ●当科の3代目教授の島茂樹が2017年4月に本学理事長に就任した。 2016年7月に藤田秀人が臨床准教授に就任し、2019年1月に木南伸一が臨床教授に就任した。 2017年11月に乳腺・内分泌外科が診療科として一般・消化器外科から独立した。同科には2018年7月に金沢大学乳腺科より井口雅史が臨床准教授として着任し、野口昌邦嘱託教授、野口美樹講師、森岡絵美助教とともに4人体制となった。 2019年4月に金沢大学 肝胆膵・移植外科より高村博之が臨床教授として着任し、同時に木南伸一臨床教授が金沢医科大学氷見市民病院外科へ異動し本学との併任となった。 ●2020年3月に本学に29年間勤めた小坂健夫教授が退職し、芳珠記念病院院長に就任。同年4月に高村博之臨床教授が教授(講座主任)に就任。現在、主任教授1名(高村)、臨床教授2名(上田、木南(併任))、臨床准教授1名(藤田)、講師2名(宮田、中村)、助教以下8名が在籍し、その内 大学院生が5名である。現在、教室には金沢医科大学出身者が8名、金沢大学出身者が4名、信州大学出身者1名、富山大学出身者1名の計14名が在籍している。これまでに当教室に在籍したものはのべ137名に及び、日本外科学会、日本消化器外科学会、日本大腸肛門病学会、日本乳癌学会の研修施設に指定されている。 更に秘書2名、基礎研究担当教員1名、診療データ管理者1名、医療秘書2名の計6名が教室運営を支えている。 |