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IgG4関連疾患
研究課題名 | IgG4関連疾患の診断基準並びに治療指針の確立を目指した研究 |
研究期間 | 倫理審査委員会承認日 ~ 2023年 3 月 |
対象者 | 1989年4月1日から2023年3月31日の間に、当科で医療を受けたIgG4関連ミクリッツ病と診断された患者さん |
当該研究の意義・目的 | IgG4関連疾患とは、膵臓や唾液腺など様々な臓器にIgG4という抗体の一種を発現した細胞が浸潤する原因不明の疾患です。この疾患には膵臓を侵す自己免疫性膵炎や涙腺唾液腺をおかすミクリッツ病、腎臓を侵すIgG4関連腎疾患など幅広い疾患を含みます。現在、膵臓、涙腺唾液腺、腎臓を診断する基準や治療方針は厚生労働省の班会議や学会を中心に作成されておりますが、他の臓器を診断する基準や治療指針はまだできておらず、本研究によって作成、改訂していきます。 また、ステロイド投与は、この疾患に対して有効な治療法ですが、どの程度の方に対し使用するべきなのか、代替薬についてなど、わかっていないことがたくさんあります。このため今後、更に研究が必要です。今後研究を進めるためにも、診療のために使われた臨床データ(カルテや血液データの結果、エコー、レントゲンなど)、採取された組織を、今後の研究の企画のために使用させていただきたいのです。 本学では、ミクリッツ病の患者さんの情報を収集します。 |
方法および研究で利用する試料・情報について | IgG4関連ミクリッツ病と診断された患者さんの臨床(カルテ)情報・既存試料(診断に使用した病理組織標本)を研究代表機関へ個人が特定できない形で郵送します。提供いただいた情報を今後のよりよい診療のため、診断基準や診療ガイドラインの作成のために使用させていただきます。 |
外部への資料・情報の提供 | 対象となる患者さんの診療録(カルテ)から臨床情報・既存試料(診断に使用した病理組織標本)を調査し、研究代表機関へ提供します。新たな検査・治療は一切発生いたしません。情報は郵送により提供します。提供する際、各患者さんの個人情報を削除し匿名化を行います。 |
個人情報の開示に係る手続き | 個人情報の開示に係る手続きは、下記の問合せ先にご相談ください。 |
資料の閲覧について | あなたからのご要望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、この研究の計画や方法についての関連資料をご覧いただくことができますのでお申し出下さい。 |
研究代表施設・代表者 | 京都大学 消化器内科学講座 〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54 電話 075-751-4319 研究代表医師:千葉 勉 |
研究組織 | 関西医科大学内科学第三講座 ほか 全国参加施設 132施設 |
問い合わせ先
その他、この研究に関するお問合わせは、下記へご連絡ください。
金沢医科大学 血液免疫内科学 正木 康史
住所:石川県河北郡内灘町大学1-1
電話:(代表)076-286-3511(2211)内線(3538)