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悪性リンパ腫 北陸IVL疫学
研究タイトル | 北陸における血管内大細胞型Bリンパ腫(Intravascular large B -cell lymphoma: IVLBCL)の発生頻度に関する疫学的研究 (UMIN試験ID: UMIN000020757) |
研究目的 | 血管内大細胞型Bリンパ腫(Intravascular large B -cell lymphoma: IVLBCL)は疾患概念が浸透し生前診断が可能となり、リツキシマブを含む化学療法(R-CHOP療法)で予後は改善されたと考えられている。しかし、依然として本疾患が高齢者に多く、診断が確定した段階ですでに多臓器不全に至っており、十分な化学療法を施行できない症例が多数存在する事も事実である。そこで、本研究では北陸造血器腫瘍研究会の治療研究に登録された症例のみならず、超高齢/多臓器不全/全身状態不良/家族の反対など様々な理由で治療できなかった症例も含め、北陸3県におけるIVLBCLの発生数や実際の予後の改善の有無を疫学的に調査する。 |
研究意義 | IVLBCLの発生数や実際の予後を知る事により、今後の臨床研究のエンドポイント設定に役立つ。また、治療適応の是非についても考慮する参考となりうる。 |
対象・研究方法 | 1)2006年〜2016年に北陸造血器腫瘍研究会参加施設にて発生した全ての血管内大細胞型Bリンパ腫(Intravascular large B -cell lymphoma: IVLBCL) あるいはそれに類似した全身性播種性DLBCL症例(疑い例も含む)
2)治療の有無は問わない |
研究機関名 | 金沢医科大学病院ほか北陸造血器腫瘍研究会の参加施設 |
個人情報の取り扱い | 検査データ・その他は匿名化を行い、これに関わる個人情報は、個人情報管理者によって厳重に管理されます。研究成果の発表時を含め、外部に公開されることは一切ありません。 |
その他 | 本試験で行われる治療法は、悪性リンパ腫に対して保険適応のある薬の組みあわせで保険診療として行われます。本研究では、発病した時の血液データ、診断の方法、どのような治療が行われたか、および治療効果などを調査させていただきますが、検査費や治療費の補助は行いません。一方、また本試験に同意いただいた場合でも、特別に検査や入院期間が増えるような事はありません。検査および治療は、全て保険診療で行われますので、医療費の負担が増える事はありません。 |
問い合わせ先
研究責任医師:正木康史
金沢医科大学病院 血液免疫内科
住所:石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL 076-286-2211(内線:3516) FAX 076-286-9290
※ご連絡の際には、お名前/金沢医科大学病院の診察券番号/拒否する研究のタイトルをお知らせください。