お知らせ
能登半島地震における当院の活動
当院では地震発生時より、被災地及び能登地域病院からの患者受入れを行っております。
また、当院職員を被災地へ派遣し、地域病院および避難所への医療支援活動を行っております。
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2024.6.17【現況報告】職員派遣に係る各団体等からのお礼状
- 医療チーム派遣活動
◆ DMAT (Disaster Medical Assistance Team)
医師、看護師、薬剤師等の多職種から構成されるチームを地震発生時より石川県庁に派遣し、能登地区から搬送される救助者の病院受け入れを指揮。
◆ JMAT (Japan Medical Assistance Team) 日本医師会災害医療チーム
日本医師会の要請により被災地に医師を派遣し、地域医療を取り戻す活動支援。
◆ DICT (Disaster Infection Control Team) 災害時感染制御支援チーム
石川県感染対策チームとして、医師、認定看護師が能登地区避難所、能登地域病院および1.5次避難所での感染症予防対策を実施。
◆ DPAT (Disaster Psychiatric Assistance Team) 災害派遣精神医療チーム
精神科の医師、臨床心理師による避難所訪問し、精神科医療及び精神保健活動の支援、医療保護入院患者の受入体制を整備。
◆ JRAT (Japan Disaster Rehabilitation Assistance Team)日本災害リハビリテーション支援協会
避難所生活による災害関連死を予防するため、リハビリテーションの専門チーム結成し、石川県の拠点を当院に設置。医師、理学療法士、作業療法士等を能登地区に派遣。
◆ JDAT(Japan Dental Alliance Team)日本災害歯科支援チーム
歯科医師、歯科衛生士による能登地域病院および避難所へ訪問し、口腔健康管理を実施。
◆ 日本眼科医会・石川県眼科医会による派遣要請
眼科医、視能訓練士を1.5次避難所に派遣し、眼科診療およびコンタクトレンズ、眼鏡等の支援を実施。
◆ 石川県看護協会災害支援
2名の看護師を珠洲市、七尾市に派遣し、避難所での被災者のケアに携わっている。また、地震発生時に帰省していた看護師6人が現地避難所で活動。
◆ 公立穴水総合病院への看護師派遣
能登地域病院で働く看護師は被災者でもあり、勤務先と避難所での疲弊を少しでも軽減するため、継続的な看護師を派遣。
- 1.5次避難所への医師派遣
石川県からの要請により1.5次避難所(産業展示館)へ医師1名を継続的に派遣。
- 医療情報交換システム「KiMMAShi(Kickstart to Manage the Medical Accurate Sharing Information)」の設置
スペースX社(イーロン・マスク氏が設立した米国航空宇宙メーカー)が開発した衛星インターネットサービス「スターリンク」を介した、災害支援のための医療情報交換および転院調整システム「KiMMAShi(きまっし:石川県の方言で“来てください”の意)」を構築した。
受信アンテナとPC端末を被災地の病院(公立穴水総合病院他)と被災者受け入れ病院(当院他)に設置し、各病院からの情報発信や、病院同士の掲示板的な役割を担うシステムとして活用している。
※「スターリンク」は、地球周回軌道に数千もの衛星を配置しているため、地球上のあらゆる場所でインターネットに接続可能である。災害などの緊急時であっても、遠隔地や通信インフラが未発達な地域での優れた通信手段として機能する。またセキュリティ面においても信頼性が高く、患者の個人情報をやり取りするツールとして適している。