認知症センター
概要
日本は既に超高齢社会に突入し、2025年には認知症患者は全国で700万人を超えるとも言われています。また、認知症の予備軍と言われている軽度認知障害(MCI)の状態の方を含めると1000万人を超えるとの推計もあります。もはや認知症は他人事でなく、自分事として考えなければならない時代となりました。当センターでは認知症患者さんやそのご家族が安心して自分らしく暮し続けられることを目標に掲げ取り組んでおります。認知症センターでは専門の医師、看護師、公認心理師など、様々な専門家を含むチームで外来や入院患者さんへの支援に取り組んで参ります。
業務内容
- 専門医療機関としての取り組み
◎診断(認知症センター外来)
専任の医師や看護師、公認心理師など多職種が協働し現在の状況について検査等を実施し、認知症かどうかを総合的に判断します。認知機能の変化の経緯や生活状況などお聞きした上で、公認心理師による認知機能検査やMRIなど画像検査の結果を元に、より正確な診断を行います。
・・・「認知症センター外来」のページをご参照ください。
◎身体合併症・周辺症状への対応
◎認知症予防への取り組み(MCIスクリーニング検査※自費診療など)
- 地域連携の推進(認知症診療におけるネットワーク構築)
◎地域医療機関、福祉施設等と連携した診療体制を構築します。
◎地域医療機関、福祉施設に向けた認知症治療やケアに関する勉強会を開催し地域の認知症対応力向上に努めます。
- 認知症になっても安心して暮せる町づくり(普及・啓発)
◎市民公開講座の開催や各種研修会の開催
◎地元企業と協働し認知症予防の啓発を目的とした取り組み
◎認知症サポーター養成活動
上記活動を通じて認知症に関する情報発信を行い、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指します。
- 研究事業
◎認知症発症の抑制因子に関する研究
◎認知機能と社会的側面(ライフスタイル等)に関する研究
特徴・特色
- 専任スタッフ(医師、看護師、公認心理師、ソーシャルワーカー)による診療体制
- MRI、SPECT、アミロイドPETを用いた画像診断の活用
- 各種神経心理検査を用いた軽度認知機能障害(MCI)の早期発見
- 予防への取り組み(MCIスクリーニング検査の実施)
- 地域医療機関との連携を重視した診療(認知症連携シートを活用した情報共有への取り組み)
理念
私たちは、認知症を持つご本人とそのご家族の視点に立ち、暖かい誠実なケアと信頼できる最先端医療の提供により、「自分らしく暮し続ける」ことを支えていきます。
基本方針
- 認知症の方の医療・ケアを含めた生活支援を積極的に行います。
- 認知症の方の生活する地域や社会のニーズの変化に対応します。
目標
認知症の予防、早期発見、早期治療、認知症ケアネットワークの構築、認知症患者の社会参加促進
専門外来
専門外来 | 診療日・時間 |
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月・木(9:00~12:00) 火・水(14:00~16:00) 金 (9:00~12:00) |