【早期の舌がん】
口腔腫瘍外来
目的
口腔に発生した悪性腫瘍(がん)や良性腫瘍について手術・治療後の定期的な経過観察を行い、再発・転移などの早期発見に努めるとともに、口腔機能の維持・改善を目指します。
<対象>
- 口腔の悪性腫瘍(がん)や良性腫瘍の手術・治療を受けられた方
- 口腔腫瘍に関連する病変(前癌病変、前癌状態)をお持ちの方
- 他院で口腔腫瘍の治療を受けられた方
内容
腫瘍には悪性と良性の2つがあります。
悪性腫瘍(がん)では、同じ場所にもう一度できること(再発)や、がんが別の場所にとんでしまう(頚部リンパ節転移、遠隔転移)という特徴があります。口腔腫瘍外来では、手術や治療が終わってから退院された後、定期的に再発や転移が無い事を確かめていきます。再発・転移をきたした場合の早期発見・早期治療を目指しています。
一方、口腔に発生する良性腫瘍は、転移する事はありませんが、再発しやすい特徴があり、数年から数十年後に再発する事もあります。
また、口腔粘膜にはがんになりやすい様々な疾患(前癌病変、口腔潜在的悪性疾患)があります。それ自体は腫瘍ではありませんが、長い経過を経てから癌に移行する事があります。多くは難治性でお薬では治りません。そこで、口腔腫瘍外来ではこれらについても、がんになっていない事を定期的に確認し、万が一がんになってしまった場合には早期にがんの治療を開始します。
特徴
頭頸部外科、耳鼻咽喉科、形成外科を始め、院内の診療科、診療部門と連携して診断・治療にあたります。
診療日・時間
月曜日(13:30~16:00)
担当医
中野 旬之 教授
見立 英史 准教授
加藤 崇雄 講師
出村 太一 医師
澤井 恭久 医師