息切れ外来
目的
肺や気管支の病気のために息切れを自覚している患者さんのための専門外来です。
息切れの原因としてCOPD(慢性閉塞性肺疾患:肺気腫、慢性気管支炎)、間質性肺炎、肺高血圧症などの慢性の呼吸器疾患がある可能性があります。それらを適切に診断、評価して治療に結び付けていくのが目的です。
対象
- 階段を登る、長い距離を歩くなどの労作で、息切れがする方
- 40歳以上でタバコを吸っている、または吸っていた方
- 3ヶ月以上、しつこい咳・痰が続き、息苦しさを自覚する方 等
内容
健康な人でも歳をとるにしたがって肺の機能が低下するので、坂道や階段を登るなどの運動時だけ症状が現れるような初めのうちは、年齢のせいにして見過ごしがちです。しかしながら、慢性の息切れの主な原因であるCOPDは数年の期間でゆっくり進行していく病気で、始めは無症状でも、だんだん軽い動作でも息苦しくなってきます。その息切れの程度は、静かにしているときから息切れがする場合と、運動したときに息切れがする場合、本人の自覚があまり無い息切れなどがあります。症例によって息切れの原因や重症度は異なるため、患者さんそれぞれの息切れの原因をつきとめ、その程度を正確に評価して対処法を考える必要があります。
「息切れ外来」では、呼吸器専門医・指導医が、X線、CTなどの画像検査や呼吸機能検査を施行して早期の診断・評価・治療につながるように心がけています。在宅酸素療法の導入や、間質性肺炎や肺高血圧の合併など、外来だけでの診断・評価・治療が困難な場合には入院して検査、治療を進めることもあります。また、必要があれば禁煙外来に御紹介するなど、関連する各部署と情報交換しながら、患者さんの呼吸をサポートします。
診療日・時間
月~金
担当医
紹介担当医