■ MGITの培養で抗酸菌のようなものが観察される, でも光らない??? | |
【質問】 現在, 小川培地とMGITを併用していてMGITの方は目視判定しています(自動測定機器がないため)。培養8
週間まで見ていますが, 陰性検体の中に, 管底にコロニー(白い塊)の様な物ができていて,
アキュプローブにかけるとTBに出るものがあります。この様な検体はどのように考えたらいいですか???
TBの治療をしている方に稀に見られます。
また, MGIT 陽性後, 塗抹鏡検で極わずかの抗酸菌と別の球菌や桿菌が見えるとき, 再度分離培養していますが, そのまま最終週(8週目)まで光らずに終わってしまう検体があります。8週間培養後の塗抹鏡検ではやはり極わずかの抗酸菌が見えますが, 同定キットにかかるほどの菌量はありません。この様な検体は, 臨床的にはあまり意味のない物なのでしょうか???(培養陰性の報告でよいのでしょうか???) 【回答】 質問にお答えします。
(京都大学・一山 智)
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