■ 肝炎ウイルスやMRSA保菌者に使用した歯科器具の滅菌方法 | |
【質問】
こんにちは。歯科医院に勤務する歯科助手です。HBV, HCV, MRSAなどのキャリアの患者さんに使用した器具の滅菌方法について教えて下さい。 プラスチックなど, オートクレーブに入れることができないものについてです。当歯科医院では, 水洗後一時間グルタラール製剤に浸しています。グルタラール製剤はジョンソン&ジョンソン社のサイデックスプラス28を使用しています。この商品は緩衝材混合後, 通常の使用では28日間効力があるということなのですが, スタッフの中には実際28日も使用できるものなのかと疑問視しているも人おり, 現在では一回使用ごとに廃棄しています。メーカーに問い合わせたところ, 一回使用後とに廃棄する必要はないとのことなのです。一回ごとに廃棄するのは理想ですが, コストもかかるので, 安全性が確保できるとすればもう少し使用したいのです。もしくは一回ごとの廃棄を前提として, もっと安い製剤にかえたほうがよいのでしょうか。アドバイスを頂けたらと思います。宜しくお願い致します。 【回答】
2. 1時間以上浸漬した後にグローブを着用し, ガーゼまたはスポンジなどで付着物を除去しながら十分に水洗し, 水をきった後にアセサイドまたはステリハイドに1時間以上浸漬する。この際, プラスチックが浮く場合はステンレス製の落し蓋を用いる。(粘膜刺激性が強いので, ステリハイドを設置する場所は, 強制換気の可能な部屋におき, 蓋付きの浸漬容器を使用する) 3. 1時間以上浸漬後, ガーゼまたはスポンジなどで付着物を除去しながら十分に水洗した後, 80%消毒用エタノールに10分間浸漬・乾燥させた後, 清潔な場所に保管し, 再使用する。 4. 消毒剤交換の目安
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