■喀痰融解剤, NALCとスプータザイムの作用機序は ??? | |
【質問】喀痰の前処理剤であるNALCおよびセミアルカリプロテアーゼ(スプータザイム)の作用機序と作用条件(至適pH
etc)を教えて下さい。同時に使用した場合, 拮抗作用等はあるのでしょうか?なぜ,
同時に作用させることが出来ないのでしょうか。
【回答】スプータザイムは真菌から生産された酵素を抽出, 精製し得た蛋白消化酵素で, 種々の蛋白質, ペプチドに作用(加水分解)します。至適pH域はpH7〜10でpHの安定性はpH5〜8で極めて安定であります。反応温度は30〜45℃域で良好な活性を示し, 溶液状態での熱安定性については30〜40℃域の条件下で30分処理した場合, 90〜100%の残存活性値が得られております。NALCとの同時使用についてですが, 特に影響はないと考えます。 (極東製薬工業・岡沢 豊)
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