■ プラスチック製シャーレの滅菌廃棄の方法 | |
【質問】
初めまして。私は水処理会社で分析をしている者です。使用済み滅菌シャーレの処理方法について質問させていただきたく, メールいたしました。 我が社の分析室では, ディスポーザブルのプラスチック滅菌シャーレを使用しています。現在私は, 使用済みの培地, シャーレ共に, 121℃, 20分間オートクレーブにかけて滅菌し, 熱で液体となった培地はそのまま水道水で薄めて流し, 熱で溶けて固まったプラスチック・シャーレは冷えたらそのまま燃えないゴミとして捨てています。しかし, この方法で処理していたところ, 同僚に「プラスチックは熱すると環境ホルモンのような有毒ガスが出るのではないか」との指摘を受けました。この同僚は, 積み重ねた使用済みシャーレに紫外線を当てて滅菌して処理しているようですが, 私はこれでは滅菌できていないと思うのです。他には, 次亜塩素酸ソーダに漬けたりもしているようです。使用済みプラスチック・シャーレの一番望ましい処理方法を教えてください。よろしくお願いいたします。 【回答】
(極東製薬工業・内堀 勝典)
追記: 注意してください。使用済みシャーレに紫外線を当てる, 次亜塩素酸ソーダに漬けるという処理は“消毒”であって, 質問者の指摘されるように“滅菌ではありません”ので, 廃棄の方法としては不適切です。 (琉球大学・山根 誠久)
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