【質問】
手術室に勤務しています。
手術時の手洗い方法を, 従来の“ブラッシング法”から“手もみ洗い”に変えていこうと思っています。時間など方法が施設により異なるようですが,
貴施設ではどのように行っているのでしょうか。また「手指培養検査」はどのような方法で行ってるのでしょうか。
【回答】
当院の手術部看護師は平成10年に手揉み洗い法 (M法と略) 導入に向けて,看護研究を行っています。方法は,M法とブラッシング2回のB法,更にブラッシング1回と手もみ洗いの併用
(M+B法) を比較しました。「手指培養検査」はグローブジュース法で行い,M法とM+B法の除菌率はB法と同等であるとの結果でした。手もみ洗いの時間を従来のブラッシング以上にかける必要はないと考えます。また「手指培養検査」は,グローブジュース法が優れていると言われていますが,個々の施設で行うには困難も多く,私としてはスタンプ法などの簡便法でも良いのではと考えています。
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