■ 定性試験と定量試験について | |
【質問】
私は現在, 食品衛生検査に携わっているものですが, 食品衛生検査指針などに書かれている検査法として, 「定性試験」と「定量試験」があります。定性試験は目的とする菌が“陰性か陽性か”ということで理解できるのですが, 定量試験を行った場合, 菌量の計測だけでなく, 「定性も兼ねている」ことになるのでしょうか??? 例えば, 腸炎ビブリオやサルモネラ属菌の定量試験 (MPN法)を実施すれば, 定性も行ったことになるのでしょうか??? あいまいな質問ですが, ご回答よろしくお願いします。 【回答】
定性試験は一般に簡単で, 安価ですが, 臨床検査の分野ではより正確さを求める目的から定性試験から定量試験に移って行く傾向にあります。 (琉球大学・山根 誠久)
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