■ 焼菓子の保存検査で見つかる酵母 | |
【質問】
早速ですが, 焼菓子 (水分が多い商品で脱酸素剤有り) の保存検査を実施したのですが, 検査スタート日は酵母菌が陰性だったのに, 20日間の保存後に膨張してしまいました。保存温度は25℃と35℃で実施していましたが, 35℃のサンプルにすべて膨張が見られました。通常の真菌類だと25℃が最適温度と思われるのですが, 推定される酵母菌はどんなものでしょうか? また初日の検査で検出できないのはLAなんでしょうか? ・検体数はバラツキを考え, 各条件毎に5検体を実施しています。 ・空中落下菌の酵母菌数は, 商品と同じ条件で, シャーレを開放して1〜5個でした。 ・シロップ漬けの栗 (缶詰) を使用した商品ですが, その日に開封して使い切っております (検査結果も問題なし) 【回答】
焼き菓子ですと細菌のBacillus, 酵母のSaccharomyces, Rhodotorula, Zygosaccharomycesなどです。特にBacillus, Saccharomycesあたりが危ないです。 (国立医薬品食品衛生研究所・高鳥 浩介)
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