■ はっ酵乳や乳酸菌飲料を含むアイスクリームの細菌数測定方法 | |
【質問】
国内に流通している食品の衛生状態の監視を行っております。直接検査を担当しておりませんが, GLP上の精度管理などから検査法についても勉強しているところです。今回質問させていただいたのは“アイスクリーム類における細菌数の測定法”です。「食品衛生法」にはアイスクリーム類の成分規格があり, 細菌数 (標準平板培養法で1 gram当たり) が次のようになっています。 アイスクリーム: 100,000以下
これらの基準値には補足説明があり,「ただし、はっ酵乳又は乳酸菌飲料を原料として使用したものにあっては、乳酸菌又は酵母以外の細菌の数が上記に示したそれぞれの基準値以下」となっています。しかし, アイスクリーム類の細菌数の測定法を確認すると, いわゆる一般細菌数の測定法について記載されているのみで, はっ酵乳または乳酸菌飲料を原料として使用したアイスクリーム類の細菌数の“測定方法”については明記されていません。はっ酵乳または乳酸菌飲料を原料として使用したアイスクリーム類について, 記載されている方法で測定を行えば, 細菌も乳酸菌なども区別できないと考えられますので, 成分規格をクリアしているのか否か判断できないように思います。出来上がった製品や実際に流通している製品を検査する場合にはどのように対応したらよいのか??? と考えています。よろしくお願いします。 【回答】
(日水製薬・小高 秀正)
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