■ 高圧蒸気滅菌とアルミホイル | |
【質問】
いつもいろいろと参考にさせて頂いています。滅菌についての質問です。 アルミホイルを器具にかぶせる時に, アルミホイルの表側を器具側にして (外側は光沢がない方) オートクレーブをかけるのはなぜでしょう。裏側は凹凸があるので, 滅菌を厳重にする為と言う方もいるようですが・・・なんとなく使用していたので, なにか訳があれば教えてください。二重にしてかける場合もあるようですが, それは水滴も問題なのでしょうか。よろしくお願い致します。 【回答】
このQ and A に関し, 広く意見をお寄せください。 (琉球大学・山根 誠久)
【読者からの意見】
現在の研究室では伝統的に硫酸紙を使っておりますが, 学生時代の研究室ではアルミホイルを使用しておりました。その際に先輩からは“光沢のある面を外側にする”, “滅菌済かどうかが分かるように”と回答者とまったく同じことを教わりました。アルミホイルを被せる目的は水滴の混入防止ですので, いずれの面を表にしても問題はないと理解していますが, 上記の理由で光沢面を表にするのが便利であるとは思います。光沢面を裏にしなければならないという理由は少し考えただけでは思いつきませんでした。 【読者からの意見】
小生は以下の理由で“光沢の無い面を表にして”使っていました。 (1) アルミホイルにサインペンで何らかの印を書いた時, それを認識し易い。また,
書き易い。
なお, 光沢の無い面でもオートクレーブ後, 若干の変化は見られると記憶しています。 余計なことですが, ガラス製の試験管などに油性のサインペンで書いた文字などは,
光沢の無い面で擦ると簡単に落とせます。ただし, 水で濡らす必要があります。なお,
アルミホイルは一度使った, 捨てるべきもので十分です。
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