■ 妊婦の細菌検査への従事 | |
【質問】
いつも大変お世話になっております。ICDとして院内感染対策にかかわっている者です。 当院には“レベル2相当の細菌検査室”があります。お恥ずかしいのですが, 当院の実験室内感染に対するバイオセイフティーの意識は必ずしも高いとはいえません。グラム染色の固定前の検体の取り扱いは循環式の安全キャビネットの中で行っておりますが, 培養シャーレを安全キャビネットの外で開けるような行為も慣例的に行われています。また施設が老朽化しており, エリア内の給排気のバランスも計画的なものとはなっておりません。結核菌の検査は直接塗沫のみを実施しており, 集菌法と培養検査は行っておりません。また細菌検査室という性格上, ウイルスに対する意識は必ずしも高くないのが実情です。スタンダードプリコーションの概念, 飛沫感染の概念も比較的最近になってようやく認識されるようになったばかりです。これまで明らかな実験室内感染事故は発生していませんが, 現在, 妊娠中の職員が勤務しております。バイオセイフティーの向上と徹底を図ることはもちろんですが, 現状で当該職員を勤務させ続けることはいかがなものでしょうか。 【回答】
(愛媛大学・村瀬 光春)
【質問者からのお礼】
ご回答いただきまして, 大変ありがとうございました。質問の内容が漠然としておりまして申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願いしたします。 [戻る] |