【回答】 薬剤耐性緑膿菌による感染症に対する治療薬は, 抗緑膿菌薬の中でMIC値の最も低い薬剤を使用しています。つまりIPM1やAMK, CPFXの3つの薬剤の耐性判定基準を満たしていても, これらを含む抗緑膿菌薬 (PIPC, CAZ, AZT, MEPM, CFSなど) の内, MIC値の最も低い薬剤を選択し, その薬剤のMIC値に匹敵する血中濃度ないし組織内濃度以上が持続できる量を投与することが行われています。
(愛媛大学・村瀬 光春)