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【質問】
病院に勤務しているのでB型肝炎ワクチンの接種を推奨されます。私は“献血”がしたいのですが,
ワクチンを接種するとそれが出来なくなると思い, 接種を拒んでいます。現在HBs抗体価は8.6だそうです。ワクチンを接種すると献血は一生出来なくなるのでしょうか。
【回答】
貴方の大きな誤解です。B型肝炎ワクチンを受けても, その後献血することにまったく問題はありません。B型肝炎ウイルスに関して献血できないのは,
献血者の体内でB型肝炎ウイルスが“増殖した (している)” という状態のみです。B型肝炎ワクチンには増殖できるウイルスはまったく含まれていません。具体的には,
HBs抗原, HBc抗体, B型肝炎ウイルスのDNA, 肝機能異常といった項目が陽性になった方では献血できませんが,
B型肝炎ワクチンではこのような項目が陽性になりませんので, 献血することができます。ただ,
B型肝炎ワクチン接種後, 24時間以内は献血できません (献血者の安全を考慮して)。
(琉球大学・山根 誠久)
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