■ 梅毒の血液感染対策について | |
【質問】
こんにちは。いつも大変参考にさせて頂いております。専門外科病院の手術室に勤務し, 感染対策委員として携わっている者です。梅毒に対する感染対策について伺います。 スクリーニングで, STS陽性・TPHA陽性の場合や, STS陽性・TPHA陰性の場合, その患者の血液を肝炎ウイルスのように感染症として取り扱わなければならないのでしょうか??? (通常, 標準予防策としての扱いとされていますが, 当院での標準予防策がしっかり根付いていない現状があります)。梅毒の血液による汚染事故例は確認されてはいないとのことですが, 血液からの感染は起こりうるのでしょうか??? それとも, 感染は起こりうるが, その後の抗生剤投与等で治癒できるため, 特別な感染扱いは必要ないと考えていいのでしょうか??? なにか根拠となるような文献等もあれば, お教え下さい。よろしくお願い致します。 【回答】
回答者の施設の現状は, 肝炎および梅毒の患者に対しても標準予防対策を実施しています。その患者の血液および体液が床などにこぼれた場合は, 次亜塩素酸ナトリウムで対応しています。 (愛媛大学・中野 夏代) |