■ ESBL (extended-spectrum β-lactamase) 産生菌のスクリーニングと確認試験 | |
【質問】
中規模病院の細菌検査室に勤務する検査技師です。ESBL産生菌のスクリーニングと確認試験について教えていただきたいと思い, 質問させていただきました。 ESBL産生菌のスクリーニングの薬剤として5薬剤 (CAZ, CTX, CTRX, CPDX, AZT) が挙げられておりますが, 確認試験にはCTXとCTX/CVA, CAZとCAZ/CVAの濃度差を判定に用いています。スクリーニングでCAZとCTX以外のどれかが, MIC>2で引っかかった場合 (CAZとCTXではMIC<2), 確認試験は必要なのでしょうか??? 結局指標とするのはCAZとCTXで, 単剤と合剤の間に濃度差が認められないので・・・ また, このような場合の報告はどのようにするのが適当なのでしょうか??? 現在はESBL産生菌のコメントを“外して”そのまま報告しております。不勉強で申し訳ありませんが, ご回答のほど宜しくお願い致します。 【回答】
(愛媛大学・宮本 仁志) |