■ 改正日本薬局方第一追補について2つの質問 | |
【質問】
はじめまして。私は医療用医薬品会社の■■と申します。「第十五局改正日本薬局方第一追補」への対応で, 文書の改訂を行うにあたり, ふたつ質問させていただきたいことがあります。 (1) “特定微生物試験”で, “胆汁酸抵抗性グラム陰性菌”が追加されておりますが, 「否定試験」と「定量試験」があります。否定試験を行って集落の発育が認められず、試験に適合した場合, 定量試験は行わなくてよろしいのでしょうか??? (2) 結晶セルロースの微生物限度規格は15局の段階で「特定微生物試験」として大腸菌, サルモネラ, 緑膿菌, 黄色ブドウ球菌が指定されております。今回の第一追補で新たに「特別微生物試験」に胆汁酸抵抗性グラム陰性菌, クロストリジア及びカンジダ・アルビカンスが追加されておりますが, 結晶セルロースの微生物限度規格は15局に記載されている大腸菌, サルモネラ, 緑膿菌, 黄色ブドウ球菌について (のみ) 行えばよろしいのでしょうか??? 申し訳ありませんが, 宜しくお願い致します。 【回答】
(2) 追補には,「本試験法は、三薬局方での調和合意に基づき規定した試験法である」と記載されています。質問者の会社の製品が欧米へ拡大することを考えれば, 結晶セルロースの微生物限度規格(15局)に記載されている大腸菌, サルモネラ, 緑膿菌, 黄色ブドウ球菌に加えて、胆汁酸抵抗性グラム陰性菌, クロストリジア及びカンジダ・アルビカンスを追加しておいた方が“無難”だと思います。 (日水製薬・小高 秀正)
【質問者からのお礼】
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