■ 寒天培地への接種量 | |
【質問】
食品会社にて品質管理を担当しております。 早速ですが, 当社では, 食中菌検査ではDHL寒天培地, TCBS培地, マンニット食塩培地にて平板培地を作成し, 滅菌コーン棒にて塗抹しますが, 分注量が0.25 mlと多いのです。TCBSにおいては0.50 mlと倍の量を分注してます。しかし, 試薬会社, ネット, 食品検査指針で調べましても, どの検査も0.1 mlでよいとの答えでした。上司に回答を求めましたが, “当社のフードコーディネーターの方の指導なので”という返答でした。実際は0.1 mlでいいのでしょうか??? 当社は検体のグラム数も少なく, 正しい結果が出ているのか疑心しております。なかなか他社の検査内容を知る機会もなく, 正しい検査の手技等を回答いただけると助かります。 現在, 当社では検体量10 gramで大腸菌群 (デスオキシコーレイト), 一般生菌 (標準寒天), 真菌 (ポテトデキストコーレイト) を検査してます。申し訳ありませんが宜しくお願いします。 【回答】
(琉球大学・山根 誠久) |