■ LB培地でのガス発生の判定 | |
【質問】
初めて貴学会の質問コーナーへ投稿いたします。私は, 県の保健所で食品の検査に従事して2年にもなるのですが, 週1回10〜20位の検体数でほとんどの検査項目が「陰性」なので, これでよいのか不安な毎日なので, 日頃から臨床微生物迅速診断研究会の質問コーナーを参考とさせていただいております。 今回, ご質問させて頂くのは“LB培地でのガス発生の判定”です。職場の先輩から, 「よく解らない時は, 試験管を軽く叩いて上がってくる小さな気泡を観る」と言われましたが, 私は試験管を叩くことで, 試料を加えた時に混入した空気が上がってきて誤判定になると思います。ダーラム管の中に溜まったガスを判定するとなっているので, 光などにかざして確認するべきだと思いますが如何でしょうか??? ご教授よろしくお願いいたします。 【回答】
(日水製薬・小高 秀正)
【追加質問】
早速のご回答ありがとうございました。 ダーラム管自体が検体の影響や微生物の増殖で確認できない時は, 仰られるような方法がとても参考となると思います。しかしながら, 培地の混濁も無く, ダーラム管がはっきりと確認できる場合も, 菌の活性が弱い時や乳糖分解が弱い菌を考え, 同じように実施すべきですか??? 炭酸飲料やシャンパンの気泡 (気泡の大きさはもっと小さいですが) の様に, 次から次へと出てくるのは誰が観てもある程度確認できると思います。(問題は)「小さいのが少し上がってきた」と言われて再度観ても二度と確認することが出来ない時も, EMB培地への接種を試みたほうがよいのでしょうか??? 疑問は確実に解決する方向でやってみます。貴重なお時間の中での回答, 本当にありがとうございました。これからもご教授をお願いすることもあるかと思いますが, よろしくお願いいたします。 【追加回答】
(日水製薬・小高 秀正)
【質問者からのお礼】
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