08/11/27
■ 乳酸菌生菌中の大腸菌群試験
【質問】
 こんにちは。基本的な質問だと思いますが, よろしくお願いします。医薬品・機能性食品の品質管理を担当, 微生物試験については初心者です。

 現在, 乳酸菌生菌 (粉末) の大腸菌群試験をBGLB法で実施しているのですが, 培地の色は黄色く変色するものの, ガス発生がない場合, “大腸菌群は陰性”と判断してよいでしょうか???

 また, 食品衛生法で乳酸菌飲料はデソキシコレート寒天培地を使用するように指定されていますが, 乳酸菌中の大腸菌群の測定には, BGLB法よりもデソキシコレート法の方が良いのでしょうか???

【回答】
 BGLB培地の判定方法は, ダーラム管内にガスを認められた場合を「陽性」とします。なければ「陰性」とします。

 BGLB発酵管法とデスオキシコーレイト法どちらがよいのか??? との質問ですが, 有意の差はありません。ただ, 液体培地の方が培地入れる試料量が多くできますので, 汚染が少ない検体に採用されています。

(栄研化学・竹下 康之)

【質問者からのお礼】
 ご返答ありがとうございました。試験をしながらこれでいいのかな??? と少し不安でしたが, これで自信持って試験ができます!!!


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