■ QFT (クオンティフェロン) 陽性職員の就業 | |
【質問】
QFT陽性の職員がでました。そのままし仕事を続けてもいいのでしょうか??? 【回答】
(1)入職時の健康診断にてQFTが陽性の場合 (過去にQFTを行ったことがない, または結果が分からない)。まず, 現在発病していないか否かを精査し, 発病が否定されれば, 年齢, 過去の結核患者との接触状況等を考慮し, 必要に応じて化学予防 (潜在性結核感染症の治療) を行います。入職時のQFT検査で陽性の人については, 最近の感染による陽性を意味しているとは言えませんが, 医療従事者という「発病すれば周りに影響の大きい職種」であることをかんがみて, 潜在性結核感染症の治療を受けることが勧められています (クォンティフェロンTB-2Gの使用指針, 2006年5月より引用) (2) 入職時の健康診断でQFTのベースラインが, 陰性の者に対して行った定期健康診断において, 陽性であった場合。(1) と同様に発病の有無を精査し, 発病が否定されれば, 必要に応じて潜在性結核感染症の治療を行います。 (3) QFTのベースラインが, 陰性の者が不用意に結核患者と接触した時に行った健康診断 (接触者健診) において, 陽性であった場合。(1) と同様に発病の有無を精査し, 発病が否定されれば, 必要に応じて潜在性結核感染症の治療を行います。 結論として, いずれの場合でも, まず精密検査にて発病の有無を確認し, その結果に応じて結核症の治療、入院等を考慮します。 (日本ビーシージー製造・山崎 文子) |