07/04/16
■ “しらす干”の一般生菌数の基準について
【質問】
 いつも拝見して勉強させていただいております。私は, 現在品質管理に携わっています。自主基準を設けるにあたって質問があります。

 食品衛生法の規格や衛生規範に載っていない水産品の“しらす干”などの一般生菌数はどのような基準を設ければよいのでしょうか??? また, 腸炎ビブリオの検査も必要でしょうか??? 各都道府県でも指導基準が設けられていますが, それぞれ違うので悩んでいます。ご指導よろしくお願いします。

【回答】
 質問者がどのような立場で, 今回の質問をされているのかわかりませんが, 一個人では基準は設定できません。強いて助言させて頂きますと, 冷凍食品の生食用冷凍鮮魚介類の規格基準 (標準寒天培養法で100,000/gram以下) や今までの“しらす干”の一般生菌数の検査結果も参考にしたらいかがでしょうか。指導基準については, 県の衛生研究所へ相談し, 規格基準を自治体として設定することをお勧めします。この時に重要なのが, 検査方法を明確にすることです。食中毒菌検査についても関係者と討議 (検査時間, コスト, 労力, 食中毒発生状況とその原因食品, 過去のデータなど) した上で設定してください。

(日水製薬・小高 秀正)

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