【回答】 寒天培地で「滅菌することなく加温溶解する」という場合には, 通常100℃で15分から30分程度加温して溶解します。具体的には100℃の条件は蒸し器などを利用します。時間に関しては調製培地量に比例しますので, 15分から最大30分を目安に, 時々培地を静かに攪拌し, 培地が完全に溶解していることを確認して下さい。過度の加温は, 100℃といえども選択性, 発育性のバランスを崩し, 本来の培地性能を示さなくなることもありますので注意下さい。
(日水製薬・三品 正俊)