第23回日本医用マススペクトル学会年会 (23rd JSBMS)

平成10年9月24日(木)〜26日(土)
金沢市文化ホール 
年会長  久原 とみ子
ホームへ戻る


INDEX 日 程 表
会   告
9月24日(木)  招待講演T  シンポジウムT 
9月25日(金)  シンポジウムU  招待講演U  シンポジウムV 
9月26日(土)  招待講演V  ワークショップ

日程表

9月24日(木)
9:00 受付開始
9:00 理事会
9:55 開会の挨拶
10:00 一般講演
12:24 昼食
13:30 一般講演
14:20 招待講演 T
Prof. Robert C. Murphy
Radical Thoughts about Phospholipid Oxidation:New Directions for Mass Spectrometry
15:30 シンポジウム T:生体高分子の質量分析の新潮流
17:40 一日目終了
トップへ戻る
9月25日(金)
9:00 一般講演
10:36 シンポジウム U:アジアにおける代謝異常症の化学診断
12:30 評議員会
13:30 総会
14:20 招待講演 U

Prof. John R. Yates

Mass Spectrometry and the Protenome: New Approaches to Deciphering Protein Function
15:30 シンポジウム V:臨床医学での質量分析の新しい展開
18:00 懇親会
トップへ戻る
9月26日(土)
9:00 一般講演
9:50 招待講演 V

Prof. Dominic M. Desiderio

Mass Spectrometry of Opioid Peptides, Proteins, and Enzymes                       
10:50 ワークショップ:最新技術情報
12:30 閉会の挨拶
トップへ戻る



会 告

1) 口演時間は、一般演題については9分で、討論が3分です。口演時間の厳守にご協力ください。シンポジウム、ワークショップについては、司会者からの口演依頼 時間でおねがいします。

2) プロジェクターは1台の使用にしてください。スライドは口演予定時刻の30分前までにスライド受付で試写の上、ご提出ください。
年会受付 下記の時間内に年会会場(2F 大集会室)の入口にて受付を行います。
9月24日(木) 9 : 00 〜 17 : 30
9月25日(金) 8 : 30 〜 17 : 00
9月26日(土) 8 : 30 〜 11 : 00
事前登録者は名札を提示し、講演集をお受け取りください。事前登録されていない方
は、参加費として7,000円(講演集を含む)をお納めください。なお、年会に参加しない で講演集を希望される方は講演集代[会員4,000円]に郵送料(390円)を添えて事務局に お申し込みください。講演集は会場受付でも頒布します。
総 会 第20回通常総会を9月25日(金)午後1時30分より金沢市文化ホール2F 大集会室にて行います。
理事会
評議員会
理事会を9月24日(木)午前9時より金沢市文化ホール2F 第2会議室、第11回評議員会を9月25日(金)12時半より金沢市文化ホール3F 第6会議室で行います。
懇親会 9月25日(金)午後6時から、金沢ニューグランドホテル(金沢市文化ホールの真向かい)にて行います。
 事前登録されていない方の懇親会費は6,000円です。お早めに会場受付に お申し込みください。
機器展示 会期中、金沢市文化ホール3F、第5会議室にて行います。
連絡先
年会連絡先および一般事務連絡先
920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
  金沢医科大学総合医学研究所人類遺伝学研究部門生化学
  日本医用マススペクトル学会事務局
  Tel: (076)286-2464 Fax: (076)286-3358

会期中の連絡先 920-0864 石川県金沢市高岡町15-1
  金沢市文化ホール
  Tel: (076)223-1221 Fax: (076)223-1299
トップへ戻る


9:55  年会長挨拶 久原とみ子
一般演題
10:00 座長: 鈴木 修, 角田紀子


● 経口服用によるDDVP中毒死例―血液,尿及び臓器等におけるDDVP濃度

高安達典,大島徹,近藤稔和,大辻雅彦

(金沢大・医・法医)

● 表面電離有機マススペクトロメトリー(SIOMS)による乱用薬物の分析:フェン サイクリジンの同定及び高感度定量法

石井晃1,妹尾洋1,鈴木(渡部)加奈子 1,関福玉1,松島肇2,服部秀樹3,鈴木修1
1浜松医大・法医,2浜松医大・環境科学, 3愛知医大・法医)


● 
液体クロマトグラフィー・高速原子衝撃質量分析法を用いた体組織中ペンタゾシ ンの分析

今村徹1,工藤恵子2,屋敷幹雄 1,小嶋亨1

1広島大・医・法医,2九州大・医・法医)

● Direct Inlet FAB-MSによるブロムワレリル尿素中毒の迅速スクリーニング

鷺盛久,山崎健太郎
(聖マリアンナ医大・法医)

10:48 座長: 小嶋 亨, 工藤恵子


● 体組織中薬物の分析による脳死状態の証明

工藤恵子1,池田典昭1,日野由貴子 1,今村徹2

1九州大・医・法医,2広島大・医・法医)

● エタノールの副代謝物であるエチルグルクロナイドのESI-LC/MSによる分析

西川眞弓,土橋均

(大阪府警・科学捜査研)

● 長側鎖フェノチアジン系薬物8種のHPLC/MS/MSによる分析

服部秀樹1,妹尾洋2,石井晃 2,山田高路1,鈴木修2

1愛知医大・法医,2浜松医大・法医)

● イオン対試薬を用いた抗凝固系殺鼠剤のHPLC-APCI-MS分析

関福玉,石井晃,妹尾洋,鈴木(渡部)加奈子,鈴木修(浜松医大・法医)

11:36 座長: 林 陽, 井上文夫


● 尿斑中の17-ケトステロイドのマススペクトル測定

久冨健敏,中園毅彦,林葉康彦,福島直

(福岡県警・科学捜査研)

● LC-MSによる脂肪肝のコレステロール過酸化物の分析

足立順子,浅野水辺,上野易弘,主田英之,龍野嘉紹

(神戸大・医・法医)

● LC/MSによる胆汁酸グルクロニドの一斉分析

奥山裕子,村尾尚昭,池川繁男,後藤順一

(東北大・薬)

● 女性ホルモン4種のマスフラグメントグラフィーによる同時定量

林陽1,北谷純子1,青木正美 1,寺本径子1,中島和子1 ,有富泰子1,高田洋子1,森田全律 2
1関西脂質研,2近畿大・共同利用センター)


昼食
座長: 高柳正樹, 小幡 徹


● GC/MS一斉分析法を用いた髄液中のプロスタグランディン

小幡徹1,永倉俊和2,前田弘子 2,山下幸和3,前川喜平2

1東京慈恵医大・DNA医研・分子細胞生物, 2東京慈恵医大・小児,3日本化薬(株)薬物代謝研究グループ)

● DE MALDI-TOF MSによるスフィンゴリピドーシス患者組織中スフィンゴ糖脂質分析

藤脇建久1,山口清次1,祐川和子 2,武富保3

1島根医大・小児,2岐阜大・医・小児, 3信州大・医・加齢適応研究センター・加齢生化学)

● Liquid SIMS/MSによるtrimethyllysine測定の再検討

―homoarginineによる妨害について―

寺田直人1, 2,大河内正和3,中島浩司4 ,木崎善郎2,衣笠昭彦2,澤田淳2,井上文夫5

1花ノ木医療福祉センター,2 京都府立医大・小児,3国立療養所

 青野原病院・小児,4社会保険京都病院・小児, 5京都教育大・学校保健)

● スポーツ活動がカルニチン代謝に及ぼす影響

井上文夫1,寺田直人2,中島浩司 2,大河内正和2,幸道直樹2 ,衣笠昭彦2,澤田淳2
1京都教育大・学校保健,2 京都府立医大・小児)

招待講演T
14:20
座長: 須藤正克(福井医科大学学長)

Radical Thoughts about Phospholipid Oxidation: New Directions for Mass Spectrometry

Prof. Robert C. Murphy

(Pediatrics, Division of Basic Sciences, National Jewish Medical and Research Center)

休憩
シンポジウムT
15:30 生体高分子の質量分析の新潮流

司会: 和田芳直(大阪府立母子保健総合医療センター研究所所長)
松尾武清(大阪大学大学院理学研究科教授)

1. 生理活性天然物を質量分析から眺めれば
直木秀夫
( (財)サントリー生物有機科学研究所)

2. FT-ICRMSによるタンパク質の構造解析―詳細な構造解析を目指したタンパク質の単同位体化―
明石知子1,瀧尾擴士1,松井裕 2,楯真一2,甲斐荘正恒2
1理化学研・生体分子解析,2 東京都立大・理)

3. 翻訳後修飾および遺伝子変異による新構造異常蛋白質5種
岸川匡彦,中西豊文,宮崎彩子,清水章
(大阪医大・病態検査)

4. トリプレットリピート病におけるリピート数の迅速カウント
和田芳直1、小川修2
1大阪府立母子保健総合医療センター,2 秋田大・医・泌尿器)
トップへ戻る



一般演題
9:00 座長: 吉田一郎,新家敏弘

● 新生児における高ガラクトース尿に関する考察

新家敏弘,彭海,井上義人,久原とみ子

(金沢医大・総医研・人類遺伝)


● ガラクトース血症患児におけるガラクトン酸の尿中排泄量

佐倉伸夫

(広島大・医・小児)

● β-ケトチオラーゼ欠損症の一例

宮崎彩子1,中西豊文1,岸川匡彦 1,清水章1,井上彰子2,美濃真 3

1大阪医大・病態検査,2大阪府済生会茨木病院・小児,3清恵会病院)


● カルボン酸類のアミノ酸抱合における臓器特異性

糟谷史代,日浅将人,五十嵐一雄

(神戸学院大・薬)


9:48 座長:鈴木友和,山口清次

● 未熟児における尿中有機酸排泄の動態について

高柳正樹

(千葉県こども病院・代謝)


● アシルグリシン分析による脂肪酸β酸化異常症のスクリーニング法の検討

木村正彦1,山口清次1,Piero Rinaldo2

1島根医大・小児,2エール大・遺伝)

● 糖尿病合併透析患者における赤血球中3-デオキシグルコソンについて

筑紫さおり1,内藤知佳1,青山功 1,高山文夫1,梶田光春2 ,宮崎高志1,丹羽利充1
1名古屋大・大幸医療センター・予防医療, 2名古屋大・医・小児)

●  ESIMSによるHbA1c値の再評価と新規異常Hb症の構造解析

中西豊文,宮崎彩子,岸川匡彦,清水章(大阪医大・病態検査)
トップへ戻る
シンポジウムU
10:36 アジアにおける代謝異常症の化学診断

司会: 松本 勇(ミルス生命科学研究所所長)
坂元正一(母子愛育会総合母子保健センター長)

1. はじめに アジアにおける代謝異常症の研究― グループ編成の意義とその役割
坂元正一
(母子愛育会総合母子保健センター)

2. Inborn Errors of Metabolism Discovered in Centre for Research in Mental Retardation (CREMERE) in India
Usha P. Dave
(Centre for Research in Mental Retardation)

3. Inborn Errors of Metabolism in Bangkok, Thailand
Pornswan Wasant
(Siriraj Hospital, Mahidol University)

4. 中国沈陽市における先天性代謝異常症の研究
董貴章
(Department of Pediatrics, The First Hospital, China Medical University)

5. 試験研究報告:GC/MSを用いる化学診断法の新生児マススクリーニング への応用
久原とみ子
(金医大・総医研・人類遺伝)

6. まとめ
松本勇
(ミルス生命科学研究所)

12:30
13:30
昼食(評議員会)
総会
トップへ戻る
招待講演U
14:20 座長: 西村 暹(萬有製薬(株)つくば研究所所長)

Mass Spectrometry and the Proteome: New Approaches to Deciphering Protein Function

John R. Yates, Ph.D.

(Assistant Professor, Molecular Biotechnology, University of Washington)


休憩
トップへ戻る
シンポジウムV
15:30 臨床医学での質量分析法の新しい展開

司会: 前田憲志(名古屋大学医学部附属病院内科学教授)
芳野 信(久留米大学医学部小児科学教授)

1. ナノ-LC/MS/MSを用いた,MHC分子が提示する抗原ペプチドの構造解析
平山和雄
  (味の素(株)中央研)

2. 新生児マススクリーニングのためのESI-MS/MS法の検討
重松陽介1、田中幸枝2、須藤正克 3
1福井医大・小児,2 福井医大・実験実習機器センター,3福井医大)

3. 血液透析患者における,蛋白及び脂質の修飾を探るマススペクトロメトリー
小谷博子,新里高弘,宇佐美潤,松本芳博,前田憲志
(名古屋大・大幸医療センター・在宅管理医療・内)

4. 尿中糖・糖アルコール一斉分析法の産科臨床への応用
哲翁正博1,松本裕史2,張春花 3,松本勇3
1哲翁病院, 2金沢赤十字病院,3ミルス生命科学研究所)


18:00 懇親会
トップへ戻る



一般演題
9:00 座長: 後藤順一,丹羽利充


● GC/SIMによる抗精神病薬投与動物における脳内在性パーキンソニズム防御物質1-MeTIQ量の測定

五十嵐一雄1,杉山雄一1,糟谷史代 1,太田茂2

1神戸学院大・薬,2広島大・医・総合薬)

● 質量分析法による変異βグロビンβ43 Glu-Glnの同定

金子理奈1,松尾武清1,和田芳直 2

1大阪大・理・物理,2大阪府立母子保健総合医療センター)

● 腎不全病態におけるグルタチオン付加ヘモグロビン

内藤知佳1,筑紫さおり1,高山文夫 1,青山功1,梶田光春2, 宮崎高志1,丹羽利充1

1名古屋大・大幸医療センター・予防医療, 2名古屋大・医・小児)

● Early Detection of Extrahepatic Biliary Atresia by Tandem Mass Spectrometry

Imran Mushtaq1, Michael Morris2, Peter Clayton1, Andrew Johnson1,Stuart Logan1

1Institute of Child Health, 2Micromass UK LTD)
トップへ戻る
招待講演V
9:50 座長: 清水 章(大阪医科大学病態検査学教授)

Mass Spectrometry of Opioid Peptides, Proteins, and Enzymes

Prof. Dominic M. Desiderio

(Neurology and Biochemistry, Charles B. Stout Neuroscience Mass Spectrometry Laboratory, University of Tennessee)」

トップへ戻る
ワークショップ
10:50 最新技術情報

司会: 代島茂樹博士(横河アナリティカルシステムズ(株))
生澤英典博士(サーモクエスト(株))

1. 卓上型LCMS-QP8000を用いた最新のアプリケーション
久保はるみ,村田英明,河野慎一,八巻聡,林守正
((株)島津製作所・分析機器事業・LC)

2. 卓上型高分解能LC/MS“JMS-LC mate”を用いたグルクロン酸抱合型胆汁酸の分析
高橋豊1,森田徹一郎1,樋口哲夫1,後藤順一2
1日本電子(株)分析機器技術・応用研究センター,2東北大・薬)

3. LC-ICP-MSによるジメチルアルソン酸投与ラットの尿中ヒ素化合物の形態別分析
井上嘉則1,伊達由紀子1,酒井徹志1,清水尚登1,吉田香2,陳華2, 黒田孝一2,圓藤吟史2
1横河アナリティカルシステムズ(株),2大阪市大・医・環境衛生)

4. 新型LC/MS/MS質量分析装置PE-SCIEX API2000, API3000の紹介
神田孝重
(宝酒造(株)バイオ営業部)

5. イオントラップ型LC/MSn質量分析計LCQによる微量蛋白質の迅速分析
清波麗子1,窪田雅之1,前田陽子1,生澤英典1,Adrian Land2
1サーモクエスト(株),2Finnigan)

6. Z-SprayTM型大気圧イオン化法インターフェースを搭載したLC/MSシステムPlatform LCZの紹介
磯辺法廣,米久保淳,金井みち子
(日本ウォーターズ(株))

7. The Application of Automated Exact Mass Measurement with the Micromass LCT ESI-TOF for Combinatorial Chemistry
M. Morris1, D.Daley2, J. Hoyes1, S. Jarvis1, J. Letcher1, D. Little1, R. Scammell2
(1 Micromass UK LTD., 2Rhone Poulenc Rorer)
(ジャスコインターナショナル(株))

12:30 閉会の挨拶

トップへ戻る