診療案内

当科で診療する病気

 脳血管障害、パーキンソン病、パーキンソニズム、不随意運動症、認知症、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患、中枢神経感染症、多発性硬化症、重症筋無力症、ギラン・バレー症候群、末梢神経疾患、脊髄炎、免疫介在性脳炎、てんかん、頭痛、めまいなど。

当科で行う検査

 脳神経内科では詳細な問診・診察に加えて検査も重要です。特に重要なのは画像検査で、脳や脊髄のMRIは最も頻繁に行われる検査です。機能画像も重要で、SPECTを用いた血流画像は、脳血管障害や神経変性疾患の診断に役立ちます。
 ドパミントランスポーターシンチグラフィ(123I-イオフルパン)は、脳内のドパミン欠乏の有無を確認できます。パーキンソン病では線条体(尾状核と被殻)の集積が低下しますが、薬剤性パーキンソニズムでは正常の集積がみられます(写真)。
 ノルアドレナリントランスポーター(心筋支配の交感神経終末を反映)を評価するMIBG心筋シンチグラフィもパーキンソン病の診断に有用で、病初期のパーキンソン病でも7~8割で心筋のMIBG集積が低下しますが、パーキンソン病と鑑別が難しい多系統萎縮症では集積は正常です(写真)。
 その他に、末梢神経などを評価する神経伝導検査や針筋電図も行っています。てんかん患者も多く診ていますので脳波もよく行う検査です。