1.プログラム名
金沢医科大学病院皮膚科専門研修プログラム(定員 3名/年)
2.専門研修プログラム統括責任者
清水 晶(金沢医科大学病院皮膚科教授)
3.研修年限
5年間
4.当院指導医数
2名
5.連携施設(5施設)
【連携施設】3施設
研修連携施設:金沢医科大学氷見市民病院
所在地:富山県氷見市鞍川1130
プログラム連携施設担当者:西部明子(皮膚科部長)
研修連携施設:真生会富山病院皮膚科
所在地:富山県射水市下若89-10
プログラム連携施設担当者:花川博義(皮膚科医長)、藤井俊樹
研修連携施設:群馬大学医学部附属病院皮膚科
所在地:群馬県前橋市昭和町3-39-15
プログラム連携施設担当者:茂木精一郎(診療科長)
【準連携施設】2施設
研修準連携施設:公立宇出津総合病院皮膚科
所在地:石川県鳳珠郡能登町字宇出津タ字97番地
プログラム連携施設担当者:望月弘和(皮膚科医長)
研修準連携施設:恵寿総合病院皮膚科
所在地:石川県七尾市富岡町94番地
プログラム連携施設担当者:小野弘登(皮膚科科長)
金沢医科大学氷見市民病院皮膚科では現在指導医が常勤としており、その下で研修を行う。恵寿総合病院皮膚科、公立宇出津総合病院では現在指導医が不在であるが、地域医療を担う重要な病院である。皮膚科医として独立した診療が出来るよう経験と知識をより深化するため専門研修の後半に1年間に限り、1人での診療を行うことがある。また、大学病院および近隣の指導医のいる研修連携施設(真生会富山病院皮膚科・金沢医科大学氷見市民病院皮膚科)に患者紹介や診療相談を行うことにより,病診連携を習得する。今年度より群馬大学医学部附属病院皮膚科が連携施設となった。膠原病診療、皮膚科学を習得するために協力して教育を行う。
6.研修プログラムの特徴・概要
研修コース
本研修プログラムでは,以下の研修コースをもって皮膚科専門医を育成する。ただし,研修施設側の事情により希望するコースでの研修が出来ないこともあり得る。また,記載されている異動時期についても研修施設側の事情により変更となる可能性がある。
- 研修基幹施設を中心に研修する基本的なコース1。最終年次に大学で後輩の指導を行うことにより自らの不足している部分を発見し補う。
- 研修基幹施設を中心に研修する基本的なコース2。ただちに皮膚科専門医として活躍できるように連携施設にて臨床医としての研修に重点をおいたコース。連携施設、準連携施設は原則として1年ごとで異動するが,諸事情により2年間同一施設もあり得る。
- 研修連携施設から研修を開始するコース。
- 研修4年目に一人医長として研修準連携施設で研修し,地域医療の経験を積み,翌年大学にて研修するコース。
- 研修後半に,博士号取得のための研究を開始するプログラム。博士号取得の基本的コース。
- 専門医取得と博士号取得を同時に目指すコース。多大な努力を5年間持続する必要がある。特に4年目,5年目は濃密な臨床研修を行わないとカリキュラム修了は困難である。カリキュラムを修了できない場合は6年目も大学で研修することを前提とする。
コース | 研修1年目 | 研修2年目 | 研修3年目 | 研修4年目 | 研修5年目 |
a | 基幹 | 基幹 | 基幹 | 基幹 | 順連携 |
b | 基幹 | 基幹 | 順連携 | 基幹 | 順連携 |
c | 連携 | 基幹 | 基幹 | 基幹 | 順連携 |
d | 基幹 | 基幹 | 基幹 | 順連携 | 基幹 |
e | 基幹 | 基幹 | 順連携 | 大学院(研究) | 大学院(臨床} |
f | 大学院(臨床) | 大学院(研究) | 大学院(臨床) | 大学院(臨床) | 順連携 |
7.研修モデル(各年次のローテート例等)
研修の年間予定表
月 | 行事予定 |
4 | 1年目:研修開始。皮膚科領域専門医委員会に専攻医登録申請を行う。 |
2年目移行:前年度の研修目標達成度評価報告を行う。 | |
5 | |
6 | 日本皮膚科学会総会(開催時期は要確認) |
北陸地方会 | |
7 | 北陸真菌懇話会 |
8 | 研修終了後:皮膚科専門医認定試験実地 |
9 | 北陸地方会 |
10 | 日本皮膚科学会中部支部総会(開催時期は要確認) |
試験合格後:皮膚科専門医認定 | |
11 | |
12 | 北陸地方会 |
研修プログラム管理委員会を開催し、専攻医の研修状況の確認を行う(開催時期は年度によって異なる) | |
1 | |
2 | 北陸地方会 |
5年目:研修の記録の統括評価を行う。 | |
3 | 真菌講習会 |
当該年度の研修修了し、年度評価を行う。 | |
皮膚科専門医受験申請受付 |
8.研修内容・方法
金沢医科大学病院皮膚科 外来:診察医(主に専門医)に陪席し,外来診察,皮膚科的検査,治療を経験 する。病棟:病棟医長のもと数チームの診療チームを構成する。専攻医は指導医のもと担当患者の診察,検査,外用療法,手術手技を習得する。毎週の病棟 回診で受け持ち患者のプレゼンテーションを行い,評価を受ける。毎週の病理カンファレンスで症例発表を行い,評価を受ける。 抄読会では1回/月 英文論文を紹介する。皮膚科学会主催の必須の講習会を受講し,年に 2 回以上筆頭演者として学会発表を行う。また、皮膚科関連の学会,学術講演会,セミナーに積極的に参加する。病院が実施する医療安全 講習会に定期的に参加する。年に2 編以上筆頭著者で論文を作成することを目標とする。
9.サブスペシャリティ領域との連続性
- 日本皮膚科学会認定「皮膚科悪性腫瘍指導専門医」
- 日本皮膚科学会認定「美容皮膚科・レーザー指導専門医」
- 社団法人日本アレルギー学会認定「アレルギー専門医」
上記などのサブスペシャリティー取得のため国内他施設での研修も可能です。
10.研修に関するお問い合わせ先
担当者 竹田公信(皮膚科学) 電話番号 076-218-8141 E-Mail dermat@kanazawa-med.ac.jp