1.プログラム名
金沢医科大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門研修プログラム(定員 5名/年)
2.専門研修プログラム統括責任者
三輪高喜(耳鼻咽喉科学 教授)
3.研修年限
4年間
4.当院指導医数
6名
5.連携施設(14施設)
愛知医科大学病院、自治医科大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、金沢医科大学氷見市民病院、浅ノ川総合病院、大阪赤十字病院、倉敷中央病院、神戸市立医療センター中央市民病院、日本赤十字社和歌山医療センター、国立がんセンター東病院、愛知県がんセンター病院、宮城県立がんセンター病院、国立国際医療センター病院、公立能登総合病院
6.研修プログラムの特徴・概要
- 感覚器のエキスパートの養成 耳鼻咽喉科・頭頚部外科は五感を守り治す科ですが、聴覚、平衡覚に加え、全国的にも珍しい嗅覚・味覚外来を設け、わが国でトップクラスの診療を展開しています。
- 頭頸部外科コースの設置 将来、頭頸部がん治療医を目指す専攻医は、全国のがんセンター病院で研修ができます。
- メディカルスタッフとの協働 看護師のみならず、多数の臨床検査技師、言語聴覚士が外来に常駐し、医師とともに診療を行っています。年間5,000件以上の生理機能検査が外来で行われており、聴覚検査、平衡機能検査、嗅覚・味覚検査など高度な臨床検査をマスターできます。小児難聴、音声言語障害、嚥下障害も言語障害とともに検査と治療を行っています。
- 多様性の尊重 教室のモットーは「和」です。性別、世代、職種、専門領域の垣根を超えた「和」を実践しています。当科の半数を占める女性医師の多くが育児中であり、男性医師も育児休業を取得するなど、仕事と家庭との両立ができる職場環境となっています。
- 豊かで穏やかな生活環境 石川県七尾市、加賀市、富山県氷見市に連携病院を持ち、温泉とのどかな海の近くでの研修ができます。
7.研修モデル(各年次のローテート例等)
初期研修 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | ||
ベーシックAコース | 大学 | 地域病院 | 大学 愛知医大 自治医大 名古屋大 |
大学 | ||
ベーシックBコース | 大阪赤十字病院 倉敷中央病院 神戸市立中央市民病院 日赤和歌山医療センター |
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頭頸部外科・音声外科コース | 地域病院 | がんセンター病院 国立国際医療センター |
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アカデミックコース | 社会人大学院生 |
8.研修内容・方法
4年間の専門研修を終了した後に、専門医試験に合格すると耳鼻咽喉科・頭頚部外科専門医の資格を取得できます。そのため、コースに関わらず耳鼻咽喉科・頭頸部外科すべての領域の研修を行います。初年度は金沢医科大学病院で研修を行い、2年目以降は地域の病院、全国各地の専門病院、大学病院などで特色ある研修を行います。 研修修了に必要とされる、疾患管理数、手術数、論文報告、学会報告、専門医講習会への参加等、学会が定めた基準達成を目指すためのプログラムが組まれています。
9.サブスペシャリティ領域との連続性
日本頭頸部外科学会認定頭頸部がん専門医、日本鼻科学会認定鼻科手術指導医、日本アレルギー学会認定専門医、日本気管食道科学会認定専門医、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医の指定病院です。当プログラムを修了し、耳鼻咽喉科・頭頚部外科専門医を取得後、それぞれ所定の要件を満たせば受験資格が得られます。
10.研修に関するお問い合わせ先
担当者 三輪高喜(耳鼻咽喉科学) 電話番号 076-286-2211 E-Mail miwataka@kanazawa-med.ac.jp