1.プログラム名
金沢医科大学病院 内科専門研修プログラム(定員20名/年)
2.専門研修プログラム統括責任者
正木康史(血液免疫内科学教授)
3.研修年限
3年間
4.当院指導医数
52名
5.連携施設(22施設)
【連携施設】21施設 公立宇出津総合病院、公立穴水総合病院、町立富来病院、恵寿総合病院、浅ノ川総合病院、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)金沢病院、小松市民病院、金沢医科大学氷見市民病院、公立南砺中央病院、南砺市民病院、富山西総合病院、中村病院、市立敦賀病院、福井赤十字病院、埼玉医科大学総合医療センター、愛知県がんセンター、福井県立病院、町立宝達志水病院、公立松任中央病院、酒田市病院機構日本海総合病院、北海道社会事業協会富良野病院 【特別連携施設】1施設 木島病院
6.研修プログラムの特徴・概要
- 金沢医科大学病院を基幹施設として,石川県石川中央医療圏および近隣医療圏に加え、農村部や大都市の医療圏に立地する施設(22の連携施設)を含むことで,必要に応じて可塑性のある,地域の実情に合わせた実践的な医療も行えるように訓練されます.研修期間は基幹施設(原則2年間)と連携施設(6カ月1単位を基本とし1~2単位)の3年間です.
- 13領域からなる内科専門研修カリキュラムの全てを、14の内科系診療科・センターでカバーしており、広くかつ深く研修を受けることが可能です。
- 連動するサブスペシャリティ研修を視野に入れたサブスペシャリティ重点コースと、内科研修を幅広く深める基本コース(次項)が用意されており、専攻医のライフプランに応じて多様なプログラムが選択できます。
- 社会人大学院生制度を利用し、臨床系大学院への進学との両立も十分可能な体制が整備され、実績を挙げています。
7.研修モデル(各年次のローテート例等)
研修 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
1年次 | 呼吸器・アレルギー | 腎臓 | 神経 | 循環器 | ||||||||
1年目にJMECCを受講する | ||||||||||||
2年次 | 消化器 | 血液・リウマチ膠原病 | 内分泌・代謝 | 腫瘍・高齢 | ||||||||
内科専門医取得のための病歴提出準備 | ||||||||||||
3年次 | 連携施設 | 連携施設/他内科部門 | 連携施設/他内科部門 | |||||||||
主に連携施設において地域医療における初診を含む外来診療を週1回以上(原則として6ヶ月以上)担当。また連携施設においてプライマリーケアを中心とした当直研修を行う | ||||||||||||
他の要件 | 安全管理セミナー・感染セミナー等の受講、CPCの受講 |
内科基本コースを提示してありますが、この他にサブスペシャリティ重点コースも準備されています。
8.研修内容・方法
- 基幹施設(原則2年間)と連携施設(6カ月1単位を基本とし1~2単位)を研修の場として、計3年間での研修修了を目指します。
- 各年次において症例経験を日本内科学会が運営するJ-OSLERに登録し、随時指導医から指導を受け、研修を進めます。最終目標は70疾患群、計200例です。この間、各種講習会などを通じ、医療安全や倫理など内科医として基本的素養を習得します。
- 登録症例ならびにそれらの病歴要約の査読を受け、フィードバックを通じて更なる向上を目指します。
- メディカルスタッフからの360°評価を受け、指導医からのフィードバックを受け、年次毎の前進を目指します。
- 内科学会が運用する筆記試験に合格し、最終的には日本専門医機構認定の内科専門医取得を目指します。
9.サブスペシャリティ領域との連続性
消化器内科領域、循環器内科領域、呼吸器内科領域、血液内科領域、脳神経内科領域、腎臓内科領域、膠原病・リウマチ内科領域については、サブスペシャリティ領域としての連動研修体制が整備されています。また準備が進行中の他領域(内分泌代謝・糖尿病内科領域など)についても、連動研修のための症例数ならびに指導医数は、充分な実績を有しており、懸念はありません。
10.研修に関するお問い合わせ先
担当者 正木康史(血液免疫内科学教授) 電話番号 076-286-2211 E-Mail yasum@kanazawa-med.ac.jp