総合診療センターは、これまでの生活習慣病センターと総合診療科の漢方外来を統括、発展させる部署として、平成24年4月から新たに発足致しました。
当センターはさまざまな症状や悩みを持った患者さんに幅広く対応致します。患者さまに、「受診してよかった」と心から思って頂ける診療を提供致しますので、門を叩いてください。 スタッフ一同、お待ちしております。
センター長:小林 淳二
1.生活習慣病外来 特にメタボや肥満症や脂質異常症を中心とした診療を推進します。腹囲の大きな患者さまには腹部超音波検査や腹部CTを行い内臓脂肪面積測定も行います(内臓脂肪面積100以上で内臓型肥満と確定)。一方で、遺伝性疾患の代表格、家族性高コレステロール血症(FH)等を中心とした動脈硬化性疾患の発症と密接に関連した脂質異常症の診療を行い、疾患の成因としての遺伝子異常の解析をすすめます。生活習慣病全般にわたり、予防医学の重要性を患者さまに啓蒙、指導します。 2.漢方外来 漢方薬は一人一人の個人差を重視し、体質や病気の状態を見極めながら最適な漢方薬を使い分けていきます。しかし、漢方が万能だというわけではありません。手術を要するものなど、西洋医学での治療の方が適している病気はたくさんあります。西洋医学と漢方医学をうまく組み合わせて治療していくことが、患者さまのためには最適な治療法だと思っています。幸い、当院は西洋医学にたけた医師が後ろについています。西洋医学の素晴らしい診察治療方法に、多くの経験を持つ漢方医学を加えることで、患者さまに最善の医療を提供することが特徴です。
月刊北國「アクタス」掲載 教えて!ドクター 【第12回】 ←こちらから
気軽に足運べる大学病院に 常に患者さん目線で 〜総合医から専門医への橋渡し〜
金沢医科大学病院に昨年4月、発足した総合診療センター。今や国民病とも言えるメタボリックシンドローム治療の最前線に立つ「生活習慣病外来」、東洋医学から病気にアプローチする「漢方外来」が連携し、患者さんの立場にたち親身な医療サービスを提供しています。