|
【質問】
こんにちは。看護師になって2年目になる者です。初歩的な質問で申し訳ありません。
昨日, 血液培養を採るように主治医より指示を受けたのですが, 私の病棟ではボトルが緑・オレンジ・青・赤
(赤というより赤紫に近い色ですが)の種類があります。どのような根拠で色を決めているのかよくわかりません。
メーカーや病院によって色は違うのでしょうか??? お手数ですが, ご回答のほうをよろしくお願いいたします。
【回答】
すばらしい観点の質問だと思います。血液培養ボトルには採血管のキャップのような“抗凝固剤の種別”による色の規定がありません。各社の血液培養システムごとに専用の血液培養ボトルがあり,
種別ごとに各社の判断でラベルやキャップの色を決めています。血液培養ボトルには充填されている培地や他の添加物の組み合わせによって特徴があり,
検出可能な細菌や真菌の種類や接種する血液の量が異なります。一般に, それらの中から複数の種類のボトルを組み合わせて使います。また,
血液を接種する順番についてもいくつかの考え方があります[http://www.jarmam.gr.jp/situmon/ketu_biyo-bottle.html]。これらのことから,
異なる種類のボトルを間違えないように, 識別しやすいように, ラベルやキャップの色を変えています。
(日本ベクトン・ディッキンソン・小林 郁夫)
【質問者からのお礼】
ご丁寧な解説ありがとうございました。
|戻る|
|