当講座について
ご挨拶
麻酔科学は解剖・生理・薬理学を統合して,手術患者さんの気道・呼吸管理から循環管理,そして疼痛管理までを幅広くマネージメントするダイナミックな学問であり,大変魅力的です。私が麻酔科の研修を開始してからこの約三十年の間に他の専門領域を凌駕する勢いで麻酔科学は発展を遂げました。一部の麻薬を除いて麻酔に使用する薬剤は調節性のよいものに一新され,気道確保のデバイスも進化し,麻酔の安全性は格段に向上しました。一方,手術を支えるわれわれ麻酔科医の数は多くの病院でまだまだ不足しているのが現状です。
当講座では安全・確実な麻酔診療の実践のみならず,今後ますます体制を充実させ,北陸から世界に飛躍する若手麻酔科医を育成していく所存です。皆様のご指導,ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
プロフィール
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1992年
滋賀医科大学医学部卒業
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1998年
滋賀医科大学大学院修了
市立長浜病院麻酔科 -
2002年
滋賀医科大学集中治療部 助手
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2003年
アルバート・アインシュタイン医科大学 リサーチフェロー
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2006年
フロリダ大学麻酔科 フェロー
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2009年
市立堺病院麻酔科 部長
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2013年
滋賀医科大学救急・集中治療部 講師
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2016年
滋賀医科大学麻酔学講座 准教授
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2019年~
現職
所属学会・資格等
- 日本麻酔科学会専門医・指導医
- 日本集中治療医学会専門医
- 日本救急医学会専門医
- ECFMG