金沢医科大学氷見市民病院薬剤部

当院の調剤は、最新の錠剤分包機を用いて、全ての入院処方を1種類から1包化調剤するのが特徴です。調剤業務の多くを機械化することで調剤過誤防止に努めています。また、1包化調剤することでスタッフによる与薬の際の患者間違いや投薬ミスのリスクを軽減しています。

患者さんが外来通院中もしくは他の医療機関にて服用していた薬を鑑別して、医師に報告しています。また、持参した薬は医師による持参薬指示箋に基づき入院中に服用しやすいよう1回服用分ずつ1包化しています。

入院患者さんの注射薬を1回分ずつ袋詰めして、注射薬カートにセットしています。安全第一でスタッフが患者さんに注射薬を投与できるよう、投与量や配合変化、相互作用など厳重にチェックしています。

抗癌剤による曝露防止のため、安全キャビネット内でクローズドシステムを用いた混合調製を行っています。中心静脈栄養（TPN）は薬剤部内のクリーンベンチにて無菌調製しています。

約2か月に1回、市内9地区の僻地巡回診療に薬剤師が同行し、患者さんに服用薬の効能・効果、副作用などの説明を行います。服薬状況や副作用の有無などを確認し、得られた情報は医師、看護師など医療スタッフと情報共有を行っています。

薬事委員会の事務局を担い、患者さんや医師にとって必要不可欠な医薬品が適正に使用できるよう医薬品の採用・削除に関する業務を行っています。また、採用医薬品に関する情報収集と情報提供を行い、医薬品の安全使用につき院内周知しています。

患者さんへの服薬指導、処方薬の与薬車セット、処方薬の把握・確認、病棟在庫薬や救急カートの管理が主な仕事です。医療スタッフには医薬品情報の提供も行います。

〒935-8531 富山県氷見市鞍川1130番地 TEL.0766-74-1900