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関西医科大学6年生の安達賢太郎君・西本大樹君、富山大学医学部6年生の齊藤隆晴君の3名が地域医療実習 無事に終了! ~奥能登で地域医療を実体験~(研修期間:2015.04.20 ~ 5.1)

20150501syuryou02.JPG穴水での実習は「地域医療とは何か?」を考える中橋先生(金沢医科大学 能登北部地域医療研究所/http://www.kanazawa-med.ac.jp/ccm/)の地域医療講義に始まり、大学病院のものとは大きく異なる高齢者外来見学、医療とは別の側面から高齢者の生活を学ぶあゆみの里実習、患者自身だけではなくその人生まで診るような訪問診療、きわめて特殊な環境下での医療の在り方を見る舳倉診療所,兜診療所見学などを経験することが出来ました。

 大学病院での実習は、どうしても特定の病態に対する「どのような疾患が原因か?」、「どのような治療が必要か?」ということが思考の中心となっていましたが、穴水で「地域医療とは何か?」と問われ、これまでとは違う医者の役割に考えを巡らすこととなりました。僻地では都市部に比べ社会の中で病院が果たす役割がとても大きく、また、患者さんの性質も大きく異なります。高齢の患者さんの多くは、医療的に多くの疾患を持つのみならず、医療外でありながらもそれと不可分な社会的或いは内面的な問題を抱えていることから、地域医療においては全人的、更には地域的な視点が必要であることが分かりました。

最後になりましたが、中橋先生、濱中先生、橋本さんをはじめとした地域医療研究所の先生方、穴水総合病院の職員の方々、研修医の浅野先生、黒田先生には本当に良くして頂きました。本当にありがとうございました。

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