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中嶋智加研修医(氷見市民病院)、黒田 諒研修医(公立能登総合病院)、松田健佑研修医(東京大学附属病院)、の3名が、能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院での地域医療研修を無事修了!!(研修期間:2015.5.1~5.31)

中嶋智加研修医(氷見市民病院)、黒田 諒研修医(公立能登総合病院)、松田健佑研修医(東京大学附属病院)、の3名が、能登北部地域医療研究所・公立穴水総合病院での地域医療研修を無事修了!!(研修期間:2015.5.15.31

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の研修は「地域医療とは何か」という問いかけからスタートしました。訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションを通して、患者さんが実際にお住まいになっているお宅や、その周辺環境、そして家族の方々と直接に接することで、地域の方々の生活を垣間見ることができ、一人一人の患者さんにはさまざまな背景があるということを実感することができました。また、まるおかクリニックや兜診療所の実習では、限られた医療資源の中でどのように診療を行っているか、かかりつけ医として地域とかかわる姿や、病院と診療所がどのような形で連携をとっているのかを知ることができました。さらに、離島実習で行った舳倉島診療所は、看護師さんやスタッフがいない、医師がたった一人という診療所でした。自分は、実際に見るまでは、医師一人だけでできることはほとんどないのではないかと思っていました。しかし決してそのようなことはなく、診察やX線検査、血液検査、エコー、点滴、薬の処方、健康診断の実施や、緊急時にはヘリにて救急搬送もできるとわかり、島の人の健康を守るという医師という職業の本質を感じることができました。 患者さんは一人一人異なる背景を持っており、育ってきた環境や生活スタイル、社会とのつながり方も違っています。地域医療とは、それぞれの価値観を尊重したうえで、目の前にいるその人に合った医療を考えて提供していくこと、そして、またその人々の集合体である地域、社会ということに対しても、同じように価値観を尊重していくことが大切であると考えました。今後、医師として、患者さんだけでなく、地域、社会に対してどのように関わり、そして役に立っていくか、職責を果たしていくかということにも意識をしていきたいと思います。