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山﨑恵大研修医が へぐら島で離島診療所研修を実体験!! 医療の原点を見る!
初期臨床研修におけるへき地・離島医療 プライマリケアを重視する初期臨床研修において、へき地・離島医療の現場は、その目標達成のために最も適した現場のひとつである。地域に根ざして医療を行っているへき地・離島医師と患者の関係に学ぶところは多いし、看護師、保健師、介護職員、事務職員などと連携しながらチーム医療を学び、自己の研修が困難な中で、現実的な問題解決能力を持つ指導医のもとで研修ができれば、経験目標の大部分はへき地・離島医療の現場で学ぶことができる。安全管理についても、大病院での部分的な 安全管理の研修でなく、小さいながらも施設全体をカバーするような広い視点での安全管理についての研修ができる。症例提示についても、中核病院の医師への紹介の際に最もよくトレーニングできる。大病院で紹介患者ばかりを受ける状況では、現場で使える症例提示の力はなかなか身に付かない。社会の中での医療という視点も、大病院よりもはるかに実感しやすい立場にある。こうした状況を考えると、初期臨床研修におけるへき地・離島医療医師の役割はきわめて大きい。(厚生労働省 初期臨床研修指針より抜粋)
現在、輪島市立病院 舳倉診療所では、自治医科大学卒業後、3年目の医師が半年間、舳倉島に住み込み、診療所業務にあたっている。ここでの医療現場の視察を地域医療研修プログラムに取り入れている。医師としてのプロフェッショナルリズム、医療の原点、チーム医療の素晴らしさなどを実感してもらいたい。
・高齢化と過疎化 ・生活習慣病と仕事 ・島民の愛着
・日本を代表する海女さん ・世界的なバードウォッチングエリア ・日本の経済水域と国防
(説明)能登半島の輪島沖から北方へ約50kmにある孤島、『舳倉島(へぐらじま)』。透き通った美しい海に囲まれ、海女(あま)による素潜りが伝承されていることから別名「海女の島」とも呼ばれています。磯釣りを楽しむ絶好の場として、また一定の期間、渡り鳥が休憩地とすることから、バードウォッチングの場としても人気のスポットです。舳倉島の北約250m~200mにある小瀬と大黒瀬の2つの小島は日本の排他的経済水域(EEZ)の基点となっている。